やっぱりアクティブファンドはインデックスファンドに勝てない
こんばんは、おーたむです。
Amazon Primeで無料で読むことができる「インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法」という本を読んでみました。この著者である、ジョン・C・ボーグルは、当ブログで何度も登場している、VTやVTIでおなじみのバンガード社の創業者です。インデックス投資家ならぜひとも知っておきたい人で、それはなぜなら、彼が世界で初めて個人投資家向けのインデックス投資信託を作った人だからです。
さて、この本の内容を簡単に言ってしまうと、アクティブファンドは、まずインデックスファンドに勝てないので、インデックス投資をしようというものです。彼がインデックス投資信託と深い関わりのあるバンガード社の創業者であることから、ポジショントークであることは否定しませんが、この本では実際のデータをもとに、いかにアクティブファンドへの投資がインデックスファンドへの投資に劣っているかを示してくれています。データの話と聞くと読んでいるうちに眠くなってしまいそうですが、文章が分かりやすく書かれているからか一気に読んでしまいました。ぜひともみなさんにも読んでほしいと思っています。
今回は、特に私が面白いと感じた第10章について簡単に紹介させていただこうと思います。気になった方は実際の著書を買うか(Kindle版:1,800円)、Amazon Primeに加入して読んでみてください。
第10章 長期的な勝者を選択する――針を探すな、枯れ草を買え
いい投資先というのは何でしょうか。投資するとしたら、当然ですがリターン(利益)が大きいものに投資したいものですよね。もちろんこれが分かっていれば苦労しないわけですが、いわゆるインデックスファンドのリターンはそれほど多くないことから、プロの力でなんとかインデックスを上回るリターンを得られないものかと考えるのが人情というものです。これがアクティブファンドですね。アクティブファンドを選ぶ際、多くの人が参考にするのが過去にどれだけそのファンド(投資信託)がリターンを得たかだと思います。これは過去にいいリターンだったわけだから、将来に渡ってもいいリターンを獲得するはずだという考えに基づいています。たしかに、過去に大したリターンを得られなかったファンドは、今後もリターンを得られなさそうですし、なんならマイナスになってしまいそうです。でも、果たしてそれは本当でしょうか。ボーグルはこのあたりのことについて、データを基に実に明快に結論を与えてくれます。
1970~2016年の投資信託のリターン
ボーグルは、1970年時点で存在した355個の株式ファンドがその46年後(2016年)にS&P500インデックスと比較してどうなったかを分析しました。結果は次の通りで、
S&P500と比較して+2%以上のリターン:2
+1~2%:8
-1~+1%:35
-2~-1%:18
-2%以下:11
存在しない:281
でした。驚くべきことに、実に約80%にあたる281のファンドは46年で消失してしまいました。ボーグルは、少なくともこの281のファンドが優れていたから消失してしまったと考えるのには無理があると結論づけており、恐らくS&P500より成績は悪かっただろうと推察しています。
生き残ったファンドを見ても残念な結果でした。64個はS&P500と同等かそれ以下で、勝ったものはわずか10個、つまり、1/35の割合です。ボーグルはこのうち、+1~2%だった8個は運がよかっただけと考えているようです。
勝ったファンドはどうなったか
ということで、2%以上勝った2つのファンドについて見ていきましょう。
1つは、フィデリティ・マゼランと呼ばれるファンドで、S&P500に対して年+2.6%というすばらしい成績を残しています。このファンドは、1970~1993年頃までほぼ毎年S&P500よりも優れた成績を残し、それに伴ってファンドの資産も右肩上がりで増加しましたが、以降は徐々にS&P500に負け続け、それに伴い、ファンドの資産も減少しています。グラフを見れば言いたいことが一目瞭然なのですが、それは実際の本で確かめて下さい。
もう一つは、コントラファンドと呼ばれるものです。こちらは、S&P500に対して年+2.1%となっています。現在のところほぼ毎年勝ち続けており、ファンドの資産も右肩上がりです。未来がどうなるかはもちろん分かりませんが、ボーグルはマゼランファンドのまさに最初の右肩上がりのところを見ているのだろうと述べています。この先どうなるかは言うまでもないですね。
株式市場全体を買おう
上の話から分かるように、数多くの投資信託から優秀なファンドを見つけられる確率は、355分の2、すなわち0.5%程度です。しかも、それがいつまでもいいパフォーマンスを保てるわけでもありません。それであれば株式市場全体に投資するほうが勝率も高く、また苦労もありません。言うまでもなく、株式市場全体への投資とはインデックスファンドの購入のことを指しています。
まとめ
欲を出してインデックスファンドよりも高いリターンを求めたくなりますが、本書に記載されている客観的なデータを見ると、個別株やアクティブファンドへの投資がいかに非合理的かが分かります。
と言いながら、私は現在コア・サテライト戦略でアクティブファンドへの投資を行っています。しかし、本書を読んで、あまりにも勝率の低い賭けであるため、コア(インデックスファンド)の割合を大幅に増やすことにしました。この記事を読んだ方で、サテライト(個別株・アクティブファンド)にばかりお金を回している人がいたら、この本を読んで、今一度戦略を練り直すことをオススメします。
この本は、他の章にも面白いことが書かれており、また簡単に紹介したいと思います。
【楽天カード限定】あとからリボ払いを利用して最大5%強の期間限定ポイントをゲット!?
こんばんは、おーたむです。
投資とポイントの親和性から、楽天証券と楽天カードの相性は最高なわけで、私は楽天カード(を紐づけたKyashリアルカード)をメインに、クレジットカードを利用しています。
楽天カードで貯まるポイントには、投信購入に使える通常ポイントと投信購入には使えず買い物のみに使える期間限定ポイントに分けられますが、今回は期間限定ポイントをお得にゲットできる方法を書きたいと思います。
リボ払い
リボ払いというのは、クレジットカードの毎月の請求額が一定になるサービスです。例えば、3万円分クレジットカードを使っても、月々1万円に設定すると、1万円を超えた分は次の月に支払いを繰り越し、3万円分を3ヶ月に分けて支払います(正確には手数料がかかるため4ヶ月かかります)。メリットは、毎月の請求額が決まっているため、支払いに慌てなくて済むというものですが、基本的にリボ払いの手数料は年利15%程度と高いので使うことはまったくオススメしません。リボ払いの手数料が年利1%くらいだったらよろこんで使います(それで浮いたお金をリターンの大きいS&P500の購入にあてられる)が、そんなことをしたらカード会社が潰れるでしょうね…。
あとからリボ払いとキャンペーン
年利15%を投資のリターンで得ることが、どれだけ大変か知っているみなさんはリボ払いを使わないと思いますが、それだけでは今回の話が終わってしまいますね。
楽天カードを使っている人なら分かるかと思いますが、楽天からはやたらとキャンペーンのお知らせが届きます。例えば、月に3,000円以上使ったら抽選で〇〇ポイントプレゼントとかです。この中に、「あとからリボ払いを月に30,000円以上利用すると期間限定ポイントを2,000ポイントもれなくプレゼント」というものがあり、これを実際に利用したところ、本当に2,000ポイントもらえたので、この記事を書くに至りました。
あとからリボ払いというのは、クレジットカードの請求額が決まったあとに、その請求分の全部なり一部なりをリボ払いにできるサービスです。キャンペーンに登録後、請求額のうち、3万円以上をあとからリボ払いにすると3ヶ月くらい遅れてから期間限定ポイントを2,000ポイントもらうことができます。
30,001円分(なぜ3万円ちょうどではないのかはあとで説明します)のリボ払いを毎月3万円返済する設定で計算すると、
のようになり、375円が手数料となります。もらえるのが2,000ポイント(=2,000円)ですから、差し引きして1,625円分お得になりますね。元金が30,001円なので還元率は約5.4%となります。とんでもないリターンですね…。楽天カードの経営が不安になるレベルです。楽天カード通常の1%還元、Kyashの2%還元も合わせると約8.4%で、消費税をペイできます(消費税高すぎ…)。
注意点
さて、なぜ上で元金30,001円、返済額3万円で計算したかですが、キャンペーンの条件に2つ守らなくてはならない点があるからです。
1.ショッピングリボの支払いコースが3万円以下である
2.本来支払うはずだった月の翌月27日と翌々月27日の2回にショッピングリボの請求がある(かつ支払いに遅れない)
この2点から、まず毎月の支払額は上限の3万円にすべきですが、元金が3万円の場合、翌月27日の1回で支払いが終了してしまうため、条件を満たせません。一方で、上のシミュレーションをみると分かるように、30,001円以上であれば返済が2回になり、条件が満たされるのです。
デメリット
もらえるのが、期間限定ポイントというのは最大の欠点ですね。ただ、これが通常ポイントだった場合、私だったら全部投信の買い付けに使いますから、それこそ本当に楽天グループが潰れかねません…(笑) なので、楽天市場、コンビニ(デイリーヤマザキ)、ガソリンスタンド(出光)などで使うことになりますが、それでも十分なリターンだと思います。有効期限が短いので失効にも注意が必要です。
クレジットカードの請求額が大きい人は、得られる利率が下がります。例えば、10万円の請求額がある人は、このうち3万円(正確には30,001円以上)をリボ払いにすると思いますが、元本10万円で1,625円にしかならないので、還元率は1.6%まで低下します。それでも十分すごいですが…。つまり、一番得をするのは、毎月クレジットカードを3万円ちょっとしか使わない人ですね。
キャンペーンが終了してしまった場合、この方法は使えなくなりますので、そのときはおとなしく1回払い、2回払い、ボーナス一括払いだけの選択にしましょう。あと、毎月手動でキャンペーンへの登録と3万円(30,001円以上)分の請求額のあとからリボ払いへの振替をしなくてはならないのも手間ですね。といっても、これだけのリターンが得られるなら手間は惜しみませんが…。
まとめ
リボ払いはオススメしませんが、楽天カードのキャンペーンを利用すると、ポイントがたくさんもらえます。楽天カードを使っていて、このキャンペーンの案内が来ている人は、ぜひ試してみて下さい。
楽天カードを持っていない人は、まず↓から登録して手に入れましょう。
Kiigoを使ってnanacoクレジットチャージでポイントを手に入れよう
こんばんは、おーたむです。
突然ですが、税金の支払いって結構な負担になっていませんか?たいていは、給与から天引きされますから、いつの間にか気づかないうちに引かれて終わりますが、例えば、自動車税とか住民税とかの請求が突然やってくると、現金がなくて困ることがあります。加えて、税金は一般的に、クレジットカードで支払うことができません。現金払いではポイントも付きませんから、損した気持ちが大きくなります。
現金以外の支払い方法では、セブンイレブンでnanacoで支払うという方法があり、ネットでは比較的よく知られている方法ですが、nanacoのクレジットカードでのチャージは、多くのクレジットカードでポイント付与の対象外となっています。ポイント付与対象のクレジットカードを作ればいいだけの話ですが、それはちょっとメンドクサイ…。そんなあなたにオススメの方法を書きたいと思います。
「Kiigo」を使ってnanacoクレジットチャージにポイントを付ける
Kiigoは、インコム・ジャパン株式会社が運営するサイトです。インコム・ジャパンは、コンビニなどで販売されているプリペイドカード(POSAカード)の流通を手がける会社です。
それで、今回行うことについて、詳しくは↓のサイトを見ていただくと分かりますが、どうやってnanacoのクレジットチャージにポイントをつけるのか、ここで簡単にまとめてみましょう。
流れとしては、
Kiigoで「nanacoギフトコード」を購入する(3,000~50,000円)。
↓
nanacoを準備する(すでに持っている人は大丈夫です)
↓
nanaco会員サイトにログインする
↓
「nanacoギフト登録」から、購入した「nanacoギフトID」を入力する
↓
「ギフト受取可能日」以降に、セブンイレブンのレジかセブン銀行ATMで残高確認を行う
これらを行うことで、Kiigoを介してnanacoにチャージを行うことができます。
ポイントはKiigoでnanacoギフトカードを購入する際に、VISA、Mastercardが使えるということです。残念ながら、3Dセキュア(本人認証サービス)が必要なため、Kyashは使用することができませんが、楽天カードなどの一般的なクレジットカードでは購入できるので、このポイント分得します。また、クレジットカードを使えば、支払いを先延ばしにできるので、急な出費にも対応できるというわけです。
注意点
実は、ギフトカードを購入して、すぐにnanacoにチャージして使えるわけではありません。上に記載したように、「ギフト受取可能日」というものが設定されています。
ギフト受け取り可能日について
nanacoギフトIDを12時(正午)までに登録された方は、登録翌日のAM6時以降に受取り可能となります。
また、12時(正午)以降にご登録された方は、登録翌々日のAM6時以降に受取り可能となります。
※ただし、nanaco入会日とご登録が同日の場合は、翌々日AM6時以降に受取り可能となりますので、予めご了承ください。
https://www.kiigo.jp/static/CStDispStaticPage.jsp?path=/include_html/how2use/howto_nanaco.html
というわけで、最短でも18時間は待たなければなりません。
もう一つは、nanacoのチャージ上限が5万円であることです。したがって、6万円分の支払いをしたいときは、5万円分はnanacoで支払えますが、残りの1万円分は現金で支払う必要があります。実は、最大で10万円までチャージすることも可能のようですが、裏技的やり方で、支払うときに若干面倒な手間がかかりますので、あまりオススメはしません。なお、nanacoが2つあると、2つ使って10万円までの支払いもできるようです。
詳しいやり方は、↓のサイトをご覧ください。
最後に、「Kiigo」の購入上限が月5万円までなのにも注意が必要です。
会員の方は諸費用(税金・手数料が発生する場合)を含め、50,000円/月までお買い求めいただけます。一方で非会員の方は諸費用含め3,000円/月までお買い求めいただけます。なお毎月1日に前月の合計金額はリセットされます。
まとめ
税金の支払いにKiigoとnanacoの組み合わせを使えば、お得に支払うことができます。もちろん、普段のセブンイレブンの利用にもメリットがあります。是非活用してみて下さい。
なお、Kiigoへの登録の際、「紹介コード:DXqy15VA47」と入力していただくと、200ポイントもらえますのでご活用下さい。
【初心者向け】ノーリスクで投資家デビュー。初期費用0円で始めてみよう
こんばんは、おーたむです。
これまでこのブログでは、投資をやったことがない人がどうやって投資を始めたらいいのか、さまざまな方法を紹介してきました。ここ数ヶ月でさまざまなサービスも登場しましたので、いま一度、投資をどういった段階を踏んで始めたらいいのか、まとめてみようと思います。
ポイント運用 by 楽天PointClub
初心者がいきなり証券口座を作ったり、自分の現金を持ち出して投資したりするのはハードルが高いと思います。この問題点を一気に解決したのが、「ポイント運用 by 楽天PointClub」です。楽天スーパーポイントが、対象となる投資信託の価格の変動に合わせて、増えたり減ったりするサービスです。詳しくは↓をご覧ください。
初心者の方にオススメするのは、このサービスのうち、「バランスコース」に100ポイント入れてみることです。バランスコースは、アクティブコースと比較してポイントの変動が小さいですし、100ポイント(100円)なら失ってもそれほど痛くなく、その一方でポイントが増えたときの喜びを知ることができるからです。ここで、投資における価格の変動に慣れましょう。少し慣れてきたらアクティブコースにもポイントを入れたり、入れるポイントを増やしたりするといいと思います。
楽天証券で楽天スーパーポイントを使って投資信託を買ってみる
ポイントの変動に慣れたら、楽天証券で口座を開設します。開設については↓をご覧ください。
楽天証券では、楽天スーパーポイントを使って投資信託を実際に購入することができます。100ポイント使って100円分興味のある投資信託を購入してみましょう。私のオススメは楽天VTです(楽天VTIでも構いません)。その理由はこちらをご覧ください。
インデックス投資は、相場の上げ下げを無視したドルコスト平均法を実践できる積立投資がオススメです。楽天スーパーポイントを使って毎月ドルコスト平均法を自動的に行うこともできますから、これも設定しておくといいでしょう。
楽天証券で楽天カードを使って投資信託を購入する
ここまで来た方は、もうだいぶ投資信託の価格の変動に慣れてきているはずです。いよいよ本格的な資産運用を始めましょう。楽天証券では、楽天カードを使って投資信託を購入すると、月5万円までなら1%のポイントが還元されるので、まずは自分が「これくらいのお金なら最悪(一時的に)半分くらいになってもいい」と思える金額を毎月購入してみましょう。徐々に慣れてくれば、つみたてNISAの上限である月33,333円を、そして可能ならポイント還元上限の月5万円の購入を目指しましょう(さすがに月5万円はキツイかもしれませんが…)。一度設定してしまえば、あとは、相場の上げ下げは無視して淡々とインデックス投資を継続するだけです。一番いいのは、投資のことは忘れて日々の生活を楽しむことです。
月5万円の積立を継続すると、30年後に年利5%計算で約4,000万円(元本1,800万円)に、年利10%計算では約1億1,000万円(元本はもちろん1,800万円)になります。億り人(資産が1億円以上の人のこと)も夢ではありません。30年はたしかに長いかもしれませんが、複利の力を味方につけられるため、少ない元本で凄まじいリターンを得ることができるのです。継続は力なりです。
ちなみに、私が目指しているのは40歳でのアーリーリタイアです。年利5%計算であれば、毎月15万円の積立で13年で約3,000万円になります。節約生活をすれば、不可能な積立金額ではないと考えて日々頑張っています。セミリタイアなら十分可能でしょう。年利10%計算なら約5,000万円になるのでこちらなら比較的余裕もありますね。
まとめ
お金のことを考えなくてもいい生活をするためには資産運用は必須です。とにかく、まずはやってみるというのが重要ではないかと思います。
eMAXIS Slimに日本を含む全世界株式投信が登場!改めて自分のオススメの投資信託、ETFをまとめてみる
こんばんは、おーたむです。
これまで、このブログで様々な投資信託やETFについて書いてきましたが、ここで改めてどれがいいのか整理してみようと思います。
全世界株式
分散投資という点で見ると、全世界に投資するのが最も無難で、その中でも長期投資を考えると、最もリターンが大きくなる株式に投資するのがいいのではないかと思っています。そういう点から、個人的にはVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)が1番のオススメかなと思います。ただ、これは投資信託ではなく、ETFですから、One Tap BUYについて書いた記事で、
「One Tap BUY」が画期的なのは、アメリカ企業の個別株であっても手数料が0.5%である点です。SBI証券、楽天証券は手数料が0.486%なので、これだけ見るとこっちのほうがお得そうですが、下限5.4ドルという条件があります。つまりどんなに少ない金額で株を買っても5.4ドルの手数料が取られるわけです。1ドル=100円で計算しても540円になるため、少額では手数料負けしてしまいます。
One Tap BUYを使って個別株を買ってみよう。米国株も1,000円から買えます - 投資の力で旅に出よう!不労所得でアーリーリタイアを目指すブログ
と、書いたように、SBI証券にしても楽天証券にしても、VTを買う場合、下限5.4ドルの手数料がかかります(個別株でなくETFでもかかります)ので、少額の投資を積み立てるのに不向きです。したがって、投資信託を使うのが現実的だと思います。
そうすると候補に上がってくるのは、
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))
になってきます。純資産総額からは楽天VTがオススメですが、ここに来て、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
という商品が、2018年10月31日に登場することになりました。プレスリリースはこちらです。おなじみのeMAXIS Slimシリーズで、信託報酬は圧巻の税込0.15332%と楽天VTの0.2296%を下回っています。今まで「除く日本」の全世界株式はありましたが、こちらは文字通り日本が含まれておらず、究極の分散投資投資信託とは言いがたい点がありました。しかし、「オール・カントリー」の登場で、その欠点も払拭されました。
私はつみたてNISAは楽天VTと楽天VTIを続けるつもりですが、もしSBI証券のiDeCoのセレクトプランにこの「オール・カントリー」が採用されることがあれば、iDeCoはこれ1本で行ってもいいかなと思っています。
なぜ、つみたてNISAをこの「オール・カントリー」にしないかというと、これと楽天VTが連動するインデックスが異なるからです。楽天VTの連動するインデックスは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスと呼ばれるもので、47ヶ国約8,000社の株式の集合体ですが、「オール・カントリー」が連動するのは、MSCI オール・ワールド・カントリー・インデックスと呼ばれるもので、47ヶ国約2,500社の株式を含みます。この銘柄数の差は、小型株を含むか否かですが、個人的にはより多くの会社に投資したいので、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動した投資信託に投資したいと思ったわけです。といっても、2,500社に分散投資をされていれば十分だとも思いますので、そのへんはもはや自分が気持ちよく投資できる方を買ったらいいと思います。
米国株式
世界最強の国であるアメリカに集中投資するのも戦略の1つです。アメリカは株主を大切にしますし、先進国では貴重な人口増加国です。したがって、全世界株式への投資は、米国株のリターンの足を引っ張りかねないとも言え、最近は米国株が人気になっています。こちらのバフェットマーライオンさんのブログでは、S&P500に連動するETFへの投資だけでいいとする理由が書かれています。
オススメなのは、ETFならバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)やS&P500に連動するVOO、IVV、SPYです。投資信託では、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)となります。全世界株式と同じく、多くの会社に分散投資したければ楽天VTI、信託報酬にこだわるならeMAXIS Slim米国株式がいいですが、自分の好みで選んでいいでしょう。
バランスファンド
王道のバランスファンドはeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)、より保守的に行くならiFree 年金バランスがいいと思います。
まとめ
自分のオススメのETF、投資信託をいくつか紹介しましたが、やはり個人的にはVTが1番スッキリしますので、現実案として楽天VTの購入を継続しようと思います。
ちなみにVT、IVV、そしてここには書いていませんがVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)と呼ばれるETFは実際に所有しています。少額では買えないので、基本的には投信がメインですが、信託報酬が投信よりかなり安いのでやはり本当はETFを買いたいですね。
【Amazon Prime】「珍夜特急」という本を読んで感じた、異国を旅することへの思い
こんばんは、おーたむです。
以前の記事で、私の夢として、アーリーリタイアをして世界中を旅したいという話を書きました。
たまたま目についた「珍夜特急」という本で、筆者が取っている行動が、将来自分のやりたいそんな夢に近く、改めて世界中を自由に旅して回りたいという思いを一段と強くしました。
珍夜特急
今回読んだのは、「珍夜特急1―インド・パキスタン―」という本で、クロサワコウタロウさんという方が書かれています。タイトルに聞き覚えがある方もいらっしゃると思いますが、これは沢木耕太郎さんの著書「深夜特急」に由来するタイトルのようです。
私は「深夜特急」の方は読んだことがありませんので、どういったものかWikipediaを引用すると、
『深夜特急』(しんやとっきゅう)は、作家・沢木耕太郎による紀行小説である。
(中略)
インドのデリーから、イギリスのロンドンまでを、バス(特に路線バス、高速バスなどの乗り合いバス)だけを使って一人旅をするという目的で日本を飛び出した主人公「私」の物語であり、筆者自身の旅行体験に基づいている。
と書いてあります。発売当時バックパッカー間でバイブル的な扱いを受けていたようですが、確かにこのあらましだけでもすごく読んでみたくなりますね。
「珍夜特急」に話を戻しますが、あらすじはこんな感じです。
インドのカルカッタからポルトガルのロカ岬まで、ユーラシア大陸を単独バイクで横断する――。19歳の”私”は、大学の学費を費やして行ったタイ旅行でどこからともなくそんな啓示を受ける。
すぐに卒業を諦め、3年間に及ぶ準備期間を経ていよいよインドに入国した”私”は、いきなり送ったバイクを受け取れないというハプニングに見舞われる。
こんな調子で、それまで日本ですらまともなツーリングもしたことのなかった”私”が、ポルトガルまで無事に走り続けることができるのだろうか――。期間約1年、5万キロにわたるトラブルまみれの旅が、いま始まる!
自分もこんな旅をしてみたいものです。
インドという国には、私の友人がインドで散々ぼったくられたという話を聞いてから、あまりいい印象を抱いていませんでした。少しネタバレになってしまいますが、この本の冒頭で、「珍夜特急」の作者も、その前評判にもれずひどい目に遭っています。しかし、インドにもそんな人ばかりではなく、いい人たちもいるということがだんだんと分かってきます。この展開を読んでから、私も、食わず嫌いにならず、行ってみたいなら行ってみて判断すべきだと思うようになりました。
もちろん、この作者のコミュ力が高いこともあるのでしょうが、作者は旅先でさまざまな出会いをしますが、その出会いや、異国の地で受けるカルチャーショック、日本にはない環境にいて感じることが、まるで自分のことであるかのような文章に心惹かれます。私はあまり人付き合いはうまくないので、旅に出たとき、こんなふうに楽しく過ごせるのかと思わなくもないですが、きっと旅に出てみないと分からないことなんでしょうね。
以前にも書きましたが、私は何度か海外旅行には行っています。といっても海外一人旅はまだしたことがないですね。それでも、海外に行く度に思うのは、日本とはぜんぜん違う世界がまだまだこんなにあるんだという思いです。私が行ったことがあるのは、それこそ有名な観光地ばかりなので、この「珍夜特急」の作者が行くような、マイナーなところに行ったら、もっと新鮮な気持ちになれるのではないかと思います。
とりとめのない駄文になってしまいましたが、今自由がなくて好きなことができていないみなさんも、是非この本を読んで旅に出たかのような気分に浸ってみてください。そしていつか自分たちでもこういった体験をしたいですね。
アーリーリタイアをしてから自由に旅に出るというのは、私の一つの目標なんですが、お金を潤沢に使って、週末に弾丸海外旅行に出るという「週末トラベラー」というのにも少し魅力を感じています。アーリーリタイア後に旅に出る上で最大の壁は「若さ」がなくなってしまっていることです。アーリーリタイアは遠のきますが、若い今のうちに旅に出るのもいいのかもしれないなと思っています。
いつか「週末トラベラー」について思うことについても書きたいと思います。
読んでみたい方
前提としてAmazonのPrime会員の方は、第1巻を無料で読むことができます。私もPrime会員なので無料で読みました。Prime会員でない方は300円で購入することができます。Kindleのみでの発売です。↓からアクセスできます。
Prime会員は、普通は年会費として3,900円かかりますが、30日間無料体験がありますので、是非試してみてください。ちなみに、学生の方は年1,900円で利用できます。6ヶ月無料体験もあります。↓からアクセスできます。
【Google Pay】モバイルSuicaをKyashでチャージすると+2%還元!ビューカードよりお得
こんばんは、おーたむです。
今回も前回に引き続いて、「Google Pay」と「Kyash」の話です。
前回は「QUICPay」について書きましたが、今回は「モバイルSuica」について書きたいと思います。
モバイルSuica
そもそも「Suica」ですが、JR東日本が利用できる場所に住んでいる方にはおなじみの交通系ICカードですね。Suicaカードに事前にお金を入れておくと、切符がなくても改札をスピーディーに通れるというものです。JR西日本ではICOCAが同じような役割を果たしますが、基本的に相互に利用できるので、SuicaでJR西日本を利用することもできますし、ICOCAでJR東日本を利用することもできます。
「モバイルSuica」は、スマホやガラケーをSuicaカードの代わりにできるというアプリです。今回の話でややこしいのは、Androidのスマホを利用している人にとって、モバイルSuicaは2種類あるということです。ここでは話を分かりやすくするために、もともとあったモバイルSuicaを「オリジナルモバイルSuica」、新しく出た「Google Pay」を利用するモバイルSuicaを「Google PayモバイルSuica」と呼びます。
この2つのはいくつか違いがありますが、代表的なものを見ていきます。
この2つの最大の違いは、年会費(税込1,030円)がかかるか否か、そして、オートチャージができるか否かです。
Google PayモバイルSuicaの利用では年会費がかかりませんが、オリジナルモバイルSuicaでは特定の条件を満たしたときだけ年会費が無料になります。特定の条件とは、チャージをするために登録するクレジットカードが「ビューカード」であることです。ビューカードとは、簡単に言えばJR東日本が発行するクレジットカードで、いくつか種類があります。一覧はこちらになります。
現在私は、上の一覧の中の「ビックカメラSuicaカード」というビューカードの1つを使っていますが、その理由は、モバイルSuicaが無料で使えること、モバイルSuicaのチャージで1.5%のポイントが貯まること、普段の利用でも1%の利用があること、オートチャージができることなどです。
一方で、Google PayモバイルSuicaは、ビューカード以外のクレジットカードを登録しても年会費がかかりませんが、オートチャージ機能は利用できません。
上の話からすると、すでにビューカードを持っている人は、オリジナルモバイルSuicaを使えばオートチャージを利用できますから、Google PayモバイルSuicaを利用する必要はないように思いますが、ここで登場するのがおなじみの「Kyash」です。
KyashでモバイルSuicaのチャージをすれば還元率+2%!
そもそもビューカードを持っていない人は、Google PayモバイルSuicaなら年会費が無料になるので、こちらを使ったほうがいいのは分かると思います。
しかし、すでにビューカードでオリジナルモバイルSuicaを利用している人も、Google PayモバイルSuicaを併用することができます。つまり、今まで使っていたオリジナルモバイルSuicaはそのままに、Google Payに登録したクレジットカードからモバイルSuicaにチャージできるようになるわけです。
Kyashを使って(Google Pay)モバイルSuicaにチャージした場合、6,000円以上のチャージであればポイント還元の対象となるため、例えば、楽天カードをKyashに紐づけておけば、楽天カードの1%還元とKyashの2%還元、合わせて3%のポイント還元が受けられることになります。
上に書いたように、ビックカメラSuicaカードを使って、(オリジナル)モバイルSuicaにチャージしても1.5%還元ですから、このKyashを使ったチャージのほうがお得なわけですね。
2種類のモバイルSuica併用のメリット
それならもはやGoogle PayモバイルSuicaをKyashでチャージするだけでいいじゃんと思うかもしれませんが、上に書いたようにGoogle PayモバイルSuicaではオートチャージは利用できません。つまり、オリジナルモバイルSuicaのオートチャージ機能を残しつつ、なるべくKyashのチャージを使うようにすれば、高いポイント還元をしっかり受けつつ、うっかりチャージを忘れたときに、セーフティネット的にオートチャージが働いてくれるわけです。
また、オートチャージ以外にも、オリジナルモバイルSuicaにしかない機能が少しありますから、そこにも併用のメリットがあります。それについては、こちらに比較表があるので見てみて下さい。
具体的な使い方
原則、モバイルSuicaは、電車に乗るとき、QUICPayが使えないがSuicaで支払いができるお店に行ったときに使うといいと思います。
モバイルSuica払いでは1.5%のポイント還元が得られていたので、私はこれまでなるべくSuicaで支払うようにしていましたが、Kyashの登場で3%還元が当たり前になりましたので、現在モバイルSuicaは電車に乗るときにしか使っていません。Kyashリアルカードを持っていないけど、スマホだけ持っているときはモバイルSuicaを使うこともありましたが、KyashがQUICPayに対応したことから、ますますモバイルSuicaを普段の支払いに使うことはなくなりました(基本的にSuica払いができれば、QUICPay払いもできるお店が多いからです)。Suicaは事前にチャージが必要ですが、QUICPayはチャージが不要のため、楽さでQUICPayのほうが優れています。
オートチャージは保険的な要素が強いのでなくても特に困らないと思います。したがって、併用してもいいし、Google PayモバイルSuicaだけ使ってもいいと思います。そこは、みなさんの持っているクレジットカードで決めるのがよいでしょう。
まとめ
モバイルSuicaは、Kyashを通してチャージしながら利用するのがポイント還元率が高くていいと思います。ただ、1回に6,000円のチャージを行いたくないという方は、ビューカードを使って、オリジナルモバイルSuicaを利用するのがいいのではないでしょうか。