おーたむのブログ

インデックス投資でアーリーリタイアを目指します。新ブログに移行しました→https://autumnakiblog.blogspot.com/

CFD取引とは:レバレッジについて知って資金効率をよくしよう

 こんばんは、おーたむです。

 

 このブログでは、全世界もしくは米国株式への投資を愚直に続けることが、資産運用上最も早くお金持ちになれるだろうと書いてきました。これは理屈では分かっていても、どうしても私のように運用資金が少ない場合、よりリスクを取ってお金持ちになろうとしますがこれはオススメできません。といっても、いろいろやってみたくなるのが人情というものです(笑)

 

 今回書くのは、CFDと呼ばれる、FXの株版のような取引のことです。このCFDでキモとなってくるのは、借金をしてインデックス投資を行うというものです。

 

「借金!!!そんなの、失敗したら人生終了してしまう!」

 

 と思う方が多いかと思いますが、借金は上手に使うと、リターンを大きく増やすことができるのです。もちろん、リスクも高くなりますから、初心者の方はこういったことはせず、持っている資金だけで投資をして下さい。

 

いい借金

 一般的に借金というといいイメージがありませんね。大体自転車操業になって破産、というイメージがあります。せいぜい住宅ローンがよくも悪くもなく感じる借金なのではないでしょうか?

 いい借金というのは、借金をして資産を買うことを指します。といってもいまいちよく分かりませんね。

 

 例えば、都合よく1%の利息でで1億円を貸してくれる人がいたとして、しかも返済もいつでもいいよと言ってもられた場合、年利5%の投資信託を買うと、リターンは4%、つまり、400万円になり、なんと借金をしているはずなのに、サラリーマンの平均年収分を不労所得として得られることになります。こんなふうに破格の条件で貸してくれる人はいないでしょうが、必ずしも借金が悪いものではないということを分かっていただけたでしょうか。

 

レバレッジとは

 レバレッジとはてこを意味する英語です。FXやCFDで、どれだけ借金をして取引をしているかの指標となります。例えば、100万円の資金しかないのに、300万円分の取引ができることをレバレッジ3倍といったふうに表現します。

 CFDはContract For Difference(差金決済取引)の略称で、どういったものかを今から説明します。

 

 例えば、計算をしやすくするために、日経平均が1株=10,000円であるとします。ここで、100株分買うには当然100万円が必要となってきますが、CFDではレバレッジをかけて(借金をして)取引をすることができるため、手元に10万円しか持っていなくても、100株分購入することができます。この場合、レバレッジは、100万円÷10万円=10倍となります。もちろん、借金をしないで取引をすればレバレッジは1倍ということになります。

 手元の10万円をもとに100株分購入すると、この10万円は取引所に証拠金という形で拘束されます。CFDでは、(細かい部分を省くと)この10万円を失わない範囲で取引をすることができます。例えば、ここで、日経平均が1株=9,500円になったとすると、100株=95万円なので、5万円分損したことになります。つまり、証拠金は5万円に減ってしまいます。そのままさらに、1株=9,000円になると、100株=900,000円ですから、10万円分損したことになり、証拠金は0円になります。証拠金がなくなったら取引は終了なので、持っていた100株分の日経平均は売却されます。これをロスカットといいます。

 一方で、日経平均が値上がりした場合はどうでしょうか。1株=10,500円になったとすると、100株=105万円になります。ここで100株すべてを売却すると、もともとは100万円で購入したものですから、5万円が利益になります。従って10万円の証拠金をもとに5万円の利益を上げることに成功したわけです。本来は、1株=10,000円のとき、10万円では10株分しか買えず、1株=10,500円になっても、10株=105,000円、つまり利益はわずか5,000円です。これが、レバレッジ取引の最大の魅力で、少ない資金しか手元にないのに、大きな利益を得られる可能性が出てくるわけです。これを資金効率がいいと言います。

 

 FXはForeign eXchange(外国為替証拠金取引)の略で、CFDのうち、為替取引に該当するものを指しますが、一般的には証拠金取引のうち、為替取引に関わるものをFX、株や債券に関わるものをCFDと言います。

 

具体的な戦略を考えてみる

 今までの記事で、世界経済が発展することを信じるなら、インデックス投資を行えば未来で大きな利益を得られると言いましたが、世界経済の発展が必ずであると信じているなら、レバレッジをかけてインデックス投資を行ったほうが、資金効率がいいため、より早くお金持ちになれますよね。

 CFDを使えば、レバレッジをかけてインデックス投資を行うことが行うことができますから、リーマンショックのような暴落が来てもロスカットにならない程度の比較的低めのレバレッジをかければ、資金効率はよくなる一方で、リスクも極限まで低くして取引することができます。

 

超低リスク超ハイリターンの投資!?

 CFD取引を実際にはどう行うかは後日書こうと思いますが、1つ気軽にできるレバレッジ取引をご紹介します。↓のリンクをご覧ください。

www.rokohouse.net

 論理的に投資について説明してくれる、ROKOHOUSE様のブログです。

 簡単に言うと、「1万円でSPXLというETFを買い、これを50年間放置しておくと2億6千万円になっているかもよ」というものです。しかも、「仮に資金を失うとしても最大で9,700円だよ」と、これだけ見ると超低リスクで超ハイリターンです。もちろん、50年間かかるという欠点はありますが、宝くじ的な感じに持ってみてもいいと思います。

 以前にOne Tap BUYの記事で、SPYというS&P500に連動するETFの話をしましたが、SPXLというのは、SPYの3倍の値動きをするように設計されたレバレッジETFです。SPYが1値上がりすれば、SPXLは3値上がりし、SPYが1値下がりすれば、SPXLは3値下がりします。正確には、この3倍の値動きは1日ごとのものなので、2日間以上持った場合、SPYとSPXLの値動きは3倍の値動きと一致するわけではありません。あくまで、その日1日は3倍の値動きをするというものです。

 SPYだけでなく、SPXLもOne Tap BUYで買えますので、気になる方は1万円分買ってみてはどうでしょう。