楽天VTと楽天VTIで始めるつみたてNISA
こんばんは、おーたむです。
前回はつみたてNISAの話をしましたが、今回はそのつみたてNISA口座で、実際に私が購入している2つの投資信託について書いていきたいと思います。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT)
1つ目は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」、通称「楽天VT」です。実は、VTは以前にも登場したのですが、覚えているでしょうか。「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」というインデックスへの連動を目指して作られたETFをVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)といい、これはアメリカの株式市場で売られています。VTは、世界最大級のアメリカの投資会社であるバンガード社が運用しています。楽天VTは、このVTを買い付けて、世界中の会社に投資を行おうとする投資信託です。
さて、この投資信託を買う理由ですが、この楽天VTを買うだけで、シンプルに世界の会社の約98%に投資できるというのが魅力的だと感じたからです。この投資信託の販売が始まったのは、2017年9月29日とまだ1年経っていませんが、VTを投資信託で買い付けることができるというその画期的さには、私はもちろんですが、当時ネットでも話題になりました。正直なところ、株式を買ってみたいという人は、これだけ買えばもう事足りますので、他に何も買わなくていいと言えるくらいです。
せっかくですから、コストについて見てみましょう。
・購入時手数料:なし
・信託財産留保額:なし
つまり、買うときも売るときも手数料はかかりません。
・信託報酬:年0.2296%程度(税込)
100万円投資した場合、1年で2296円が手数料で持っていかれるということです。実は、アメリカの株式市場で直接VTを買えば、信託報酬は0.10%なので、もっと安いのですが、円をドルに変える手間が必要だったり、購入時手数料がかかったりと、欠点もありますので、初心者の方は楽天VTを買ったほうが楽だと思います。
詳しい商品の説明はこちらをご覧ください。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)
2つ目は、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、通称「楽天VTI」です。実は、VTIも同じく以前に登場しました。「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」というインデックスへの連動を目指して作られたETFをVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)といい、VTIもVTと同じく、バンガード社が運用しています。楽天VTIは、このVTIを買い付けて、アメリカ中の会社に投資を行おうとする投資信託です。
さて、この投資信託を買う理由ですが、この楽天VTIを買うだけで、世界最強の国であるアメリカの会社のほぼすべてに投資できるというのが魅力的だからです。アメリカの会社は、グーグル、アマゾン、アップル、マクドナルドなど、日本にいても聞いたことがある会社ばかりなのですが、それだけアメリカの会社は世界中で活躍しているということです。ちなみに、この投資信託の販売が始まったのも2017年9月29日です。これも当時、画期的な投資信託と言われました。
ちなみに、VTとVTIの最大の違いは、アメリカだけに投資するのか、それともそれ以外の国にも投資するのかというところですが、実はVTの51.7%は、アメリカの会社で構成されています。もちろんダントツで1位の割合です(ちなみに2位は日本で8.5%)。というわけで、VTに投資してもほぼ半分はVTIのような構成になっています。
VTがいいのかVTIがいいのかは、ネット上でも議論の分かれるところで、
「アメリカ1国集中は個別株と同じく危険だ。だから世界中に分散投資するVTのほうがよい」
という意見もあれば、
「世界最強の国が倒れることはないし、そんな国に投資したほうが利益も大きくなるはずで、VTIのほうがよい」
という意見もあります。
私も正直なところどっちがいいのか分かりません。強いていえば、やはり1極集中は危険だからVTのほうがいいような気がする、といったところでしょうか。
ただ、米国株ブロガーとして有名なバフェット太郎さんのブログでは、投資先はアメリカだけでよいと書かれており、VTについてはけちょんけちょんにけなされています(笑) 実際、ここ数年のリターンはVTIがVTに大きく勝っています。
buffett-taro.netbuffett-taro.net
私としては、アメリカだけに投資するのも、悪くないと思います。なので、優柔不断に、現在は楽天VTと楽天VTIに同じ金額ずつ毎月投資を行っています。
ちなみに、楽天VTIのコストですが、購入時、売却時の手数料がかからないのは、VTと同じです。ただ、信託報酬が年0.1696%程度(税込)と楽天VTより安くなっています。これは、そもそもVTIのコストが0.04%とVTより安いためです。