「Kyash」が「QUICPay」に対応!もちろん2%還元
こんばんは、おーたむです。
先日の株安で、含み益がだいぶ飛んでしまいましたが、以前にも言ったように、暴落は株のバーゲンセールだと思って、むしろ買い増しをしないとと考えています。慌てて持っている株や投信を売ってしまって、市場から離れることが一番の損です。世界経済が右肩上がりなことを信じましょう。
さて、以前に紹介した「Kyash」ですが、「Google Pay」に対応したことで、Androidのスマホで「QUICPay」を利用できるようになりました。
↓プレスリリースはこちらです。
「Kyash」本日より店舗でGoogle Pay 対応 - Kyash PR
↓「Kyash」については、こちらの記事をご参照ください。
何が便利になるのかというと、Androidのスマホを持っていれば、財布からKyashのリアルカードを取り出さなくても、Kyashを利用できるようになったということです。そもそもリアルカードを持っていなくても、「Kyash」アプリをダウンロードして、Google Payと紐付けるだけでKyashが利用できるようになったので、リアルカードがなくても、QUICPayが使えるお店では、Kyashが利用できるようになりました。
リアルカードは人気があり、申し込んでから到着までに時間がかかるのが欠点でしたが、QUICPayは、コンビニのほか、すき家、マクドナルド、イオン、TSUTAYA、ウェルシア、ヨドバシカメラなど様々なお店で利用することができるので、リアルカードを持っていなくても通販以外の、普段の買い物で利用できるようになったのは大きいですね。
登録方法はそんなに難しくはありません。5分でできます。
導入方法は以下の通りです。
■ Google Payで「Kyash」を利用するには
「Google Pay」 は、電子マネー(QUICPay)に対応する店舗で利用可能です。
1「Kyash」アプリをダウンロードし、「Kyash Visaカード(バーチャルカード)」を発行※すでに「Kyash」をご利用のユーザーの方は、アップデートをお願いします。
2「Google Pay」アプリを Google Playストアからダウンロード
3「Google Pay」アプリ上のお支払い方法メニューで「Kyash Visaカード」を登録
4支払い時に「QUICPay」で支払う旨を店員に伝え、専用端末にスマホをかざして決済、
オンラインでは「Google Pay」経由の支払いボタンから決済
ちなみに、興味深いのが、このGoogle Payに登録できるクレジットカードの種類です。
もちろんKyashは対応していますが、その他に対応しているのは、JCBカード(プリペイドカード、デビットカードを含む)、そして、JACCSカードです。逆に言えば、JACCSカードではないVISAとMastercardは利用できないということになります。しかし、KyashにはVISAとMastercard(デビッドカードを含む)を登録することができます。したがって、VISAかMastercardを利用している方は多いでしょうから、必然的にGoogle Payは、Kyashを介した利用が多くなるでしょう。
個人的にはこれを機会に、Androidユーザーの間ではKyashが普及するのではないかと思います。みなさんも是非使ってみて下さい。
次回はKyashを使った、お得にモバイルSuicaを利用する方法を書きたいと思います。
One Tap BUYを使って個別株を買ってみよう。米国株も1,000円から買えます
こんばんは、おーたむです。
前回は、SBI証券で単元未満株を買うことで、1万円程度から個別株を買う方法を書きました。
今回は、Android、iPhoneで使える「One Tap BUY」というアプリで、個別株を1,000円から買う方法を見ていきます。
特徴
「One Tap BUY」は、株式会社One Tap BUYが提供するアプリで、個別株を1,000円から買うことができます。もちろん、手数料はかかりますが、SBI証券の単元未満株と違って、1,000円であっても手数料は0.5%、つまり、5円ですね。よくよく見てみると、SBI証券の単元未満株の手数料は税込0.54%(税抜0.5%)なので、それと比べて0.04%お得です。
「One Tap BUY」が画期的なのは、アメリカ企業の個別株であっても手数料が0.5%である点です。SBI証券、楽天証券は手数料が0.486%なので、これだけ見るとこっちのほうがお得そうですが、下限5.4ドルという条件があります。つまりどんなに少ない金額で株を買っても5.4ドルの手数料が取られるわけです。1ドル=100円で計算しても540円になるため、少額では手数料負けしてしまいます。
この他に、円をドルに変えるための為替手数料が1ドルあたり0.35円かかりますが、少額で米国(個別)株を買うならOne Tap BUYが1番手数料が安く済みます。公式ブログで比較されていますので、こちらも参考にして下さい。
欠点
先に欠点を挙げてしまいますが、One Tap BUY最大の欠点は、投資先が限られるということです。日本企業で投資できる会社はこちらの30社、アメリカ企業で投資できる会社はこちらの30社になります。このリストにない企業には投資することができません。ある意味で厳選された60社とも言えるので、初心者にとってはここから選べばいいと考えると逆に長所かもしれませんね。
ちなみに、インデックスに投資することもでき、日本であれば日経平均に追随する「日経225連動型上場投資信託(1321)」、アメリカであればこのブログで何度も登場しているS&P500に追随する「SPDR(スパイダー)S&P500 ETF(SPY)」を1,000円から買うことができます。信託報酬(税抜)は、1321が0.22%、SPYが0.09%です。ちなみに、VTやVTIでおなじみのバンガード社もS&P500に追随するETFを出しており(VOOといいます)、その信託報酬が0.04%であることと比較すると、SPYはやや高いですが、投信のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が0.16%であることを思うと、さすがアメリカのETFという感じです。
もう一つの欠点は、公式ブログに載っていたように、たくさん買ったときの手数料が高いということです。
長所
メリットをあとから見るという微妙な感じになってしまいましたが、欠点は上の2点だけです。
One Tap BUYでは、金額指定で株を購入することになります。どういうことかというと、SBI証券の単元未満株は、株数単位で購入するので、1株が6,000円だとすると、6,000円、12,000円、18,000円…といった単位でしか購入することができません。一方で、One Tap BUYでは、金額を指定するので、1,000円単位で自由に買えます。例えば9,000円分購入すると、1.5株買うことになります。
なぜこういった買い方ができるのかは、ホームページに書いてあります。
なぜ1株単位ではなく1,000円単位で買えるのですか。
投資できる会社は、有名企業がたくさんあります。60社にしか投資できないのは欠点とも書きましたが、扱っている会社は、どれも投資したくなる会社ばかりです。日本企業で言えば、トヨタ自動車、楽天、任天堂、セブン&アイホールディングスなどで、アメリカ企業も、アマゾン、マクドナルド、スターバックス、アップルなどです。前回の記事で、任天堂の1単元は400万円を超えると言いましたが、これを1,000円から買えるのですからすばらしいですよね。ちなみに、私はもともと任天堂の株が欲しかったのですが、単元未満株ですら1株4万円かかると知り、なんとかもっと安く買えないものかと、ネットをさまよってこのOne Tap BUYにたどり着きました。
「積み株」というアプリをインストールすると、毎月の自動積立もできます。私はこれでSPYを積み立てています。信託報酬が安いとはいえ、購入時手数料(上でリンクを貼った公式ブログを見ると1万円で85円(0.85%)かかるようです)がかかりますから、これは、ノーロード投信のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で代用してもいいと思います(むしろ投信のほうがコストが安そう)。せっかくやるなら、米国個別株でやったほうが面白いかもしれません。
まとめ
少額で個別株をやるなら、One Tap BUYはとてもオススメできます。
こちらからホームページにアクセスできますので、興味を持った方は是非One Tap BUYの口座を開設してみて下さい。
今回書ききれなかったこともあり、そして、最近One Tap BUYに導入されたCFD取引と呼ばれるものについても書きたいと思っていますので、いずれまたOne Tap BUYについては記事を書こうと考えています。
個別株の買い方
こんばんは、おーたむです。
前回はコア・サテライト戦略の話をしました。前回も言いましたが、資産運用の最適解は、10割をインデックス運用することです。アクティブファンドや個別株は、資産運用ではなく、お金を使って遊んでいるものだと思ったほうがいいです。
但し、インデックス運用よりも個別株が絶対的に優れている点が1つだけあります。それは長期保有のコストが安い点です。ETFにしろ、投資信託にしろインデックス運用を行う場合、信託報酬がかかります。格安のVTIですら0.04%かかり、これが0%になることはまずないでしょう。しかし、個別株であれば購入時には手数料がかかる場合が多いですが、一度持ってしまえば、その後は一切コストはかかりません。これをもってインデックス運用より個別株をすべきだとはまったく思いませんが、個別株が絶対ダメではないということを知ってもらえればと思います。
個別株については、単元未満株の購入ができる、SBI証券を利用することをオススメします。まずは、単元未満株が何なのかを見ていきましょう。
日本企業の株式は基本的に1単元=100株で購入する
一般的にある会社の株価は、1株あたりいくらなのかで記載されます。例えば、ゲーム会社として有名な任天堂(7974)の株価は、現在のところ約4万円です。これは1株が約4万円することを示しています。
さて、日本においては、株式の購入は原則100株ごとになっており、この100株を1単元と言います。実は、1単元が1000株の会社もあったのですが、2018年10月1日に100株に統一されました。この1単元あたりの株数の統一については詳しくは↓をご覧ください。
というわけで、基本的に株の売買単位は100株単位で行う必要があるので、任天堂の株を買いたいと思ったら、約400万円が必要になります。
「そんな金額準備できるわけないじゃないか!」
と思った方が多いでしょう。もちろん、任天堂の株価は高いので少し極端な例なんですが、大抵の会社の株は最低でも1000円くらいはするので、1単元分買おうと思ったら10万円は用意しないといけません。
といっても、個別株では1つの会社に投資するわけですから、1社に10万円出して万が一にも倒産してしまったらその10万円はパーです。インデックス投資だとVTなら何千もの会社の株の集合体ですから、価値が0になる可能性は地球が滅ばない限り皆無です。そのVTに10万円出すのとはわけが違います。実際に私も複数の会社の個別株は持っていますが、100株持っている会社は1つもありません。
冒頭に登場した、単元未満株というのは、文字通り1単元に満たない株を買うことで、SBI証券なら1株から購入することができます。なお、米国株は単元未満株という概念がなく、1株から購入することができますが、NISA口座(つみたてNISAではありません)を持っている場合を除いて、手数料がかなり高いので1株だけ購入するのは現実的ではありません。
先ほど任天堂(7974)と書きましたが、この()内の数字は、各企業にそれぞれ割り振られています。例えば、トヨタ自動車なら7203ですし、ソフトバンクなら9984です。ちなみにアメリカの会社の株は数字ではなくアルファベットが割り振られます。例えば、通販で有名なアマゾンはAMZNです。ETFでこのブログに何度も登場しているVTやVTIも割り振られたアルファベットです。
単元未満株
SBI証券であれば、1株ごとに購入することができますので、任天堂なら約4万円、トヨタ自動車なら約7000円あれば株を持つことができます。その会社のオーナーになれるのです。しかも、この単元未満株を買い続けて1単元分になれば、単元株として保有することができます。
単元株になることの最大のメリットは、株主優待を受け取ることができることだと思います。基本的に株主優待は1単元以上持っている人にのみ送られることがほとんどです。反対に言えば、単元未満株のみでは株主優待は基本的にもらえないものと思っていいです。但し、単元未満株でも単元株と同じように配当金は受け取ることができます。
単元株と比較した、単元未満株の欠点は、株主優待の他に2つあります。
手数料が高い
単元未満株の購入時に次の手数料がかかります。
約定代金×0.500%(税込0.540%) 最低手数料:50円(税込54円)
SBI証券で単元株を買う場合、アクティブプランというのを使っていると、10万円分の取引まで手数料は無料です。一方、単元未満株では10万円分株を購入した場合、540円かかるのでかなり損をしています。
また、最低手数料54円が曲者で、例えば、1000円分の単元未満株を購入した場合、54円の手数料は5.4%に相当します。これがいかに高いかは、これまでの記事を読んできた方はご存じでしょう。というわけで、最低手数料の0.54%にするには、1回に1万円以上購入しなくてはなりません。
取引時間が限られる
私はこれはあまり気にしていませんが、単元株と違ってリアルタイムに購入することができません。事前に注文を予約して、前場始値もしくは後場始値の2種類でしか買うことができません。
※東京証券取引所で株式の取引ができるのは、9:00~11:30の午前中と12:30~15:00の午後の2部にわかれており、午前の部を前場(ぜんば)、午後の部を後場(ごば)と言います。その最初に取引された株価を始値(はじめね)と言います。
単元未満株を行う場合は、以上3つのデメリットを踏まえてやってみましょう。
まとめ
単元未満株は、少額から個別株を購入することができますが、
・株主優待をもらえない
・手数料が高い
・取引時間が限られる
という3つのデメリットを受け入れる必要があります。一方で、インデックス投資とは異なり、保有中のコストはかかりませんから、自分が「この会社は伸びる」と思った会社の株を買ってみるのはアリだと思います。その会社を応援する気持ちで買ってみましょう。
インデックス投資は楽だが飽きる。コア・サテライト戦略を楽しんでみよう
こんばんは、おーたむです。
これまで、このブログでは個別株は避け、インデックス投資を行うことを強く推奨してきました。インデックス投資は、どのインデックスに毎月いくら積み立てるかを最初に設定すれば、あとは特にやることはありません。株だけでなく債券にも投資しているときは、リバランスが必要ですが、これも半年に1回くらいやればいいので、基本的にほとんどやることはないです。
これは考え方によっては、放置しておくだけでお金が増えるから楽だと考えることもできますが、投資を勉強するといろんな投資手法を試してみたいという人もいるでしょう。そこで、積立の9割くらいはインデックス投資で安定した長期運用を行い、残りの1割程度の少額で、少々リスキーな投資を行うことをコア・サテライト戦略と言います。
私はコア・サテライト戦略を行っていますが、はっきり言って最も安全なのは10割インデックス投資を行うことだと思いますので、「投資にそんなに興味はないし、しっかりと老後の資金が増えてくれればいい」くらいに考えている人は、コア・サテライト戦略は不要です。投資に興味があって、少し楽しみたいという人への話になります。
コア・サテライト戦略のイメージは上の通りで、コア部分でインデックス投資を行い、サテライト部分である意味「遊び」ます。
アクティブファンド
サテライトに据えて面白いだろうと思うのは、「ひふみ投信」を始めとするアクティブファンドでしょう。これまで、アクティブファンドは長期的にはほとんどがインデックスファンドに負けるので不要と言いましたが、すべてが負けるわけではありません。インデックスファンドに負けないアクティブファンドを選ぶことができれば、インデックス投資よりも高いリターンを得ることができるのです。といっても、それを見つけるのが難しいからインデックス投資を勧めているわけですが…(笑)
以前に楽天証券で100円×20種類の投資信託の購入を毎月行っている話を書きましたが、この20種類のうち3種類はアクティブファンドにしています。
私が購入しているのは、「ひふみプラス」、「ジェイリバイブ」、「iTrust新興国株式」です。「ひふみプラス」と「ジェイリバイブ」は、日本の中小型の会社のうち、今後伸びていきそうな会社の株を買うアクティブファンドです。日本にある小さくても頑張っている会社への投資を行うわけで、日本企業応援の要素もあって購入しています。どちらもここ半年のリターンはマイナスになっていますが、3年間のトータルリターンは、年率換算で、ひふみプラスが約16%、ジェイリバイブが約19%とかなりのハイリターンになっています。もちろん、アベノミクスの影響が大きく、今後も伸びるかは分かりませんが、ファンドマネージャーに期待して購入しています。
「iTrust新興国株式」は、労働人口が増えている国に限定して投資を行うアクティブファンドで、コンセプトが面白いので購入しています。1年のトータルリターンは-8%、信託報酬も高く、純資産総額も5億円程度と現状かなり厳しい状況のファンドなので、基本的に購入はオススメしません。ただ、日本の高度経済成長期を考えると分かるように、労働人口が増えている国の成長は目を見張るものがあるので、今後に期待して持っていようと思います。
個別株
個別株はオススメしないと言ってきましたし、初心者の方はインデックス投資を行うべきですが、もし自分が応援したい会社があれば、その会社の株を買ってもいいと思います。もちろんその金額は、失ってもいいと思えるくらいに留めておいたほうがよいでしょう。
私もいくつかの会社の株を持っています。ここでいう個別株ですが、何も日本企業でなくてもアメリカ企業でも構いません。実際、アメリカ企業の株も持っています。
自分が個別株を買う上で決めていることが1つあります。それは「自分が実際に利用して、いいと思った会社にのみ投資を行う」ということです。これは、世界的に有名な投資家ウォーレン・バフェットの「自分の理解できない事業には投資しない」という考えを参考にしています。
実際の個別株の買い方など詳しいことは次回に書こうと思います。
まとめ
インデックス投資でちょっと物足りなさを感じるようになってきた人は、コア・サテライト戦略で、投資を楽しんだり、投資で遊んだりするのもアリだと思います。
インデックス投資は長い旅です。途中で投資そのものをやめないことが大切です。
SBI証券のiDeCoがパワーアップ!「セレクトプラン」が2018年11月から開始
こんばんは、おーたむです。
iDeCoの記事で、iDeCoをSBI証券から楽天証券へ変更しようか迷っていると言いましたが、ここに来て快進撃が続く楽天証券にSBI証券が反撃です。
これまで、SBI証券が扱ってきたiDeCoの投資信託はそのままに、新たに「低コスト」、「多様性」を追求した、34の投資信託を購入できるようになります。SBI証券から楽天証券などの他社のiDeCoに移るには、費用が必要なため、移動をためらっていましたが、SBI証券内でこの新たなプランに移るのは無料のようです。少なくとも現在のプランに居続けるつもりはないので、「セレクトプラン」か楽天証券のiDeCoに移ろうかと思います。
新設された「セレクトプラン」には、2018年11月1日から資料請求が可能となるようです。
「セレクトプラン」で取り扱われている商品はこちらを見てください。この内、私が気になったものを書いていこうと思います。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス/ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- その他の気になる投資信託
- まとめ
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
このブログで何度も取り上げている、S&P500への追随を目指した投資信託です。業界最安値を目指すeMAXIS Slimシリーズの1つで、信託報酬は税込0.1728%と十分低コストです。個人的には、約4,000社に分散投資を行うVTIや楽天VTIを買いたいところですが、アメリカを代表する500社が含まれているので、十分分散されていると言っていいでしょう。有名な投資家ウォーレン・バフェットが、妻にS&P500に投資をせよというくらい、魅力的なインデックスです。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス/ニッセイ外国株式インデックスファンド
どちらも、「MSCIコクサイ・インデックス」と呼ばれるインデックスに追随を目指す投資信託です。このインデックスは、日本を除く先進国22ヶ国1,500弱の会社の株式で構成されています。楽天証券が分かりやすくまとめているので、詳しく知りたい方はこちらを見てみてください。
含まれる国は、アメリカが約65%、イギリスが約7%、フランスが約4%となっており、約2/3がアメリカです。アメリカ1国に集中投資するか、他国にも投資するかは、投資ブロガーの間でも議論が分かれるところで、もはや皆さんの好みでどちらを選ぶか決めていいと思います。ただ、前にも言いましたが、個人的には、世界各国に分散投資をした方がいいと思っています。
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と「ニッセイ外国株式インデックス」は、どちらも信託報酬が税込0.11772%であり、かなり低コストで運用できる投資信託です。正直なところどちらを買っても構いません。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
簡単に言えば、上のeMAXIS Slim先進国株式に、新興国株式への投資が加わったものと思ってもらえばいいです。信託報酬は税込0.15336%です。純資産総額が、20億円程度しかないところが、少し気になるかもしれません。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
簡単に言えば、楽天VTのSBIバージョンです。SBI証券のiDeCoで、日本にも、先進国にも、新興国にも投資したいとなると、この投資信託が候補に上がります。しかし、信託報酬は、税込0.15%と楽天VTより安いですが、いくつか懸念点があるため、積極的に選ぶのがむずかしい投資信託です。
1つめは、純資産総額が少ないことです。楽天VTが100億円を超えているのに対して、こちらは10億円を超えたくらいです。これは、楽天VTが先に発売が始まったのが大きいでしょう。
2つめは、楽天VTと同じくFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスへの追随を目指しますが、楽天VTがVT単独を買い付けるだけなのに対して、雪だるま全世界株式は、3つのETFを組み合わせてインデックスへの追随を目指すため、仕組みが複雑になるということです。
こちらのブログで楽天VTと雪だるま全世界株式のリターンの比較がされているので、気になる方は見てみてください。ちなみに、同じブログに、楽天VTの欠点についても記載してあるので、興味がある人は見てみてください。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
以前にも紹介しましたが、バランスファンドを選ぶならこれでしょう。8資産均等型のバランスファンドの中では、コストが最安になっています。株式以外にも投資をしたい人にオススメです。
その他の気になる投資信託
以前に紹介した「iFree 年金バランス」、以前からネットで話題の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」、「セゾン資産形成の達人ファンド」、アクティブファンドで有名な「ひふみ年金」などがあります。
まとめ
SBI証券のiDeCoのラインナップのアップデートにより、iDeCoでも魅力的な投資信託への投資が可能になります。魅力的な商品が多く、どれを選べばいいか迷ってしまうくらいです。
私は、本当なら楽天VTへの投資が1番自分的にしっくり来るのですが、SBI証券では取り扱っていないため、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」への投資を検討しています。まずは、11月になってから資料請求をしないといけませんね。
証券口座不要!楽天スーパーポイントで投資を体験してみよう
こんばんは、おーたむです。
これまで、証券口座がなくてもポイントを利用して、投資を体験できるサービスを紹介してきました。1つは、StockPointであり、もう1つは、セゾンのポイント運用です。ポイントで始められるため手軽に始められる一方で、StockPointは手数料が高いこと、セゾンのポイント運用はクレジットカードで10万円利用しないとポイントを使って投資体験ができないことが欠点でした。
一方、楽天証券で投資を行う場合、ポイントで投資信託が買えるため、初心者にオススメだと言いましたが、唯一のハードルは証券口座を開設するために、面倒な手続きが必要であるということでした。
これら両方の欠点をなくしたのが、「ポイント運用 by 楽天PointClub」です。2018年10月3日に始まったばかりの新サービスですが、
「まだ、投資をしたことがないけど、興味はあるなあ」
という方に、自信を持ってオススメできるサービスです。
なお、すでに楽天証券に口座がある人は、そちらでポイントを使って投資ができるので、今回の話はあまり関係がありません。
プレスリリースはこちらです。
ポイント運用 by 楽天PointClub
楽天IDを持っていれば誰でも参加できます。下のリンクからアクセスできます。持っていなくても、楽天市場での買い物などに使えるので持っていて損はありません。持っていない人も、下のリンク先から会員登録ができます。
このサービスでは、100ポイント(100円相当)の通常ポイントを、100ポイント単位で投資することができます。正確には、対象となる投資信託の値動きに合わせて投資した分のポイントが増えたり減ったりします。
さて、上のリンク先で、「ポイント運用をはじめる」を押すと、「アクティブコース」、「バランスコース」を選択することになりますが、各コースごとに投資先が異なります。どんな投資信託に投資することになるかというと、こちらの記事の「バランスファンド」の項目をご覧ください。
「アクティブコース」では、上記記事で紹介した「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」への投資を体験することができます。つまり、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」の値動きに合わせて、ポイント数が増えたり減ったりするわけです。
一方、「バランスコース」では、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)」への投資を体験することができます。
あとは、何ポイント分運用するか決定するだけです。とても簡単で手間がかかりません。値動きが激しいのが怖い方は「債券重視型」を、リスクを取ってでもリターンを求める人は「株式重視型」を選ぶといいでしょう。最初は100ポイントからやってみましょう。
ポイントの貯め方
楽天市場で通販をしている方は、そのポイントを貯めるのがいいと思います。特に通販を利用していない人は、普段の生活の支払いを楽天カードにすることによって、利用料金の1%が還元されます。つまり、1万円分カード払いを利用すれば100ポイント貯まるので、そんなにハードルは高くないと思います。光熱費など、毎月かかっている費用を楽天カード払いに変えてしまいましょう。
楽天カードへの登録は下のバナーからアクセスできます。
注意点
当然ですが、ポイントを運用すれば、増える可能性もありますが、減る可能性もあります。といってもタダでもらって貯まったポイントが増えたり減ったりするだけなので、実質リスクはゼロですね。しかも長期的に見れば、株式、債券ともに現金で持っているよりも価値が増えることは、これまでの記事で説明してきたとおりです。
残念ながら、期間限定ポイントは運用に回せません。これは、期間限定ポイントで投資信託が買えないことと同じです。期間限定ポイントはお店で消費しましょう。
まとめ
この3ヶ月間、楽天の快進撃が止まりません。すでに投資を始めている人も、これから投資を始める人も、楽天スーパーポイントの魅力に抗うのはむずかしいでしょう。他の証券会社は、本当に何らかの対策をしなければ、顧客を根こそぎ楽天証券に持っていかれそうです。実際に、私も来年からのつみたてNISA口座を、SBI証券から楽天証券に変更しようと準備を開始しました。
加えて、ポイントを利用した投資体験サービスも、この新サービスが最も優れていると言わざるを得ません。楽天グループの投資環境は、初心者から投資に慣れた人までオススメできます。
iDeCoの注意点
こんばんは、おーたむです。
前回はiDeCoの特徴を書きましたが、今回はiDeCoを利用する上で気を付けなくてはいけないことを見ていきましょう。
60歳になるまで引き出せない
個人型確定拠出”年金”ですから、受け取ることができるのは、加入者に死亡や重度の障害が生じた場合などを除き、原則60歳以降ということになっています。
60歳になる前に気が変わって、やっぱり掛け金を出すのをやめるという選択肢も存在しますが、その場合、拠出していた期間に応じて受給可能な年齢も変化するので注意が必要です。なお、掛け金を出すのをやめるということはできますが、例えば40歳頃に積み立てたiDeCoを引き出すといったことはできません。あくまで、受け取るのは60歳になってからです。
掛け金の上限が人によって異なる
一般的なサラリーマンは月23,000円を上限に拠出することができますが、例えば、企業型の確定拠出年金にも加入している人は、上限が20,000円になります。以下のサイトを参考に、自分はいくらまで拠出できるのか見てみてください。
iDeCoを始めると毎月必ず最低でも64~167円取られる
↓の楽天証券のホームページに分かりやすく載っています。
簡単に言えば、口座維持手数料のようなものです。
まず、掛け金を拠出していようがしていなかろうが、毎月必ず信託銀行に64円支払わなくてはなりません。掛け金を出していなくてもというところがポイントで、一度iDeCoを始めると、60歳まで必ず払い続けなければならない手数料です。
毎月掛け金を拠出していると、さらに国民錬金連合会に103円を支払わなければなりません。年1回だけ一気に拠出する方法もあるので、そちらにすればこの手数料はもっと安くて済みます。
始めるにあたって会社に書類を出さないといけない
iDeCoを始める上で、最大の欠点はこれではないかと個人的には思っています。言い換えると、会社に秘密でiDeCoを始めることはできないのです。具体的に言うと、↓のページに出てくる「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」という書類です。
この書類の”事業主”と書いてある項目については、会社に書類を渡して書いてもらう必要があります。
さらに、iDeCoで得られる節税効果は、年末調整時にいくら掛け金を拠出したか会社に伝えなければなりません。毎年11月頃に届く「小規模企業共済等掛金払込証明書」を添付して申請しますので、やはり会社に秘密にiDeCoを行うことはできないのです。
なお、転職した場合、転職のたびに申請書を提出する必要があるので、新しい会社に書類を書いてもらう必要があります。
まとめ
iDeCoの節税効果は魅力的ですが、途中でやめるとデメリットが大きい上に、開始にあたっての手間が、NISAなどに比べると多いため、初心者の方に一律にオススメできるものではありません。
まずは、つみたてNISAで資産運用に慣れて、投資信託でお金が増えることを実感してからiDeCoを始めることをオススメします。
この記事を書いていて、アーリーリタイアを目指す身としては、まず運用資金が60歳まで引き出せない時点でアーリーリタイアと相性が悪い上に、アーリーリタイアをすると掛け金の拠出ができなくなるので、信託銀行に払う手数料の負担が60歳まで拠出した人と比べると大きくなる(拠出総額が小さくなるため)ので、ダブルでアーリーリタイアとは相容れない制度だと感じました。私はもう拠出を始めてしまったのでアーリーリタイアの日まで拠出は続けるつもりですが、まだiDeCoを始めていなくてアーリーリタイアを目指す人は、そもそもiDeCoを始めるかどうかよく考えたほうがよさそうですね。