おーたむのブログ

インデックス投資でアーリーリタイアを目指します。新ブログに移行しました→https://autumnakiblog.blogspot.com/

新しいブログに引っ越しします

 こんばんは、おーたむです。

 

 このブログでは、インデックス投資とは何かということや、初心者の方が投資や資産運用をどうやって始めたらいいのかということについて書いてきました。

 このブログの記事を読んでもらえば、(楽天)VTか(楽天)VTIへの投資を長期的に続けることによって、将来的に大きな資産を作ることができるのは分かっていただけたのではないかと思っています。

 

 最近、「節約術に特化したブログを立ち上げました」の記事で書いたように、もう一つブログを制作しました。そちらでは、お金を増やすというよりは、消費を減らしてお金を減らさないようにすることをメインで書いていこうと思いましたが、こちらのブログでインデックス投資について最低限知っておいてほしいことは書けましたので、今後は新しいブログに投資や資産運用のこともいっしょに書いていきたいと思います。

 新しいブログの「投資・資産運用」のタグの記事は、このブログの記事の延長にあると思っていただけると幸いです。但し、クレジットカードやポイントについては「節約術」のタグを、旅やアーリーリタイアについては「雑記」のタグをつけようと思います。

 

 このブログの記事はこのブログに残しておく予定です。

 新しいブログでもよろしくお願いします。

 

 新しいブログはこちら↓

autumnakiblog.blogspot.com

「不労所得なんてズルい」なんて言わせたくない

 こんばんは、おーたむです。

 

 このブログでは、インデックス投資を通じて不労所得を得ることによって、最終的にアーリーリタイアをすることを目標にしています。ネット界では、同じようなことをしている方をちらほら見かけますが、冷静に考えてみると、こういうことをしているのは世の中で少数でしょう。

 アーリーリタイアをするためには、投資を通じた資産運用は不可欠かと思いますが、一般的にはそうではないと思います。特に「投資」というワードにアレルギー反応を示す人は多く、「不労所得なんてけしからん」という人も少なくないと思います。でも、私はそういった一般的な意見には反論したくなってしまいます。

 

不労所得はズルいのか

「株で儲けようなんてズルい」

 こういった意見は、職場、学校で周りの人と雑談をしている中で、なんとなくみんなが共有しているんじゃないかと思っていますが、この意見は正しいんでしょうか。

 インデックス投資について知っている人なら分かると思いますが、例えば不労所得を得てアーリーリタイアをしようと思うと、月12.5万円(年150万円)のリターンを得るために、年利5%と仮定すると、元本は3,000万円必要になります。一般的なサラリーマンが、奨学金の返済をしながらこの額を貯めるのは容易なことではありません。この額は、以前の記事のシミュレーションで書きましたが、年利5%の投資商品に毎月15万円投資に積み立てて13年もかかるものです。

 そもそも毎月15万円を積み立てるのがすでにほとんど不可能ですし、年利5%の商品が13年後にその時点で本当に年利5%になっているか定かではないですし、そもそも、これを13年やらなくてはいけないわけですし、たいていの人は途中でやる気を喪失すること間違いなしでしょう。正直なところ、私自身あまりにも高い壁で、本当にやりきれるのか自信はありません。このブログを読んでくれている方々は、私と同じようにきっと強くアーリーリタイアを願っているものと思いますが、あまりにも遠い道のりだという思いを共有していただけるのではないかと思います。

 そして、仮に達成したときに言われるのが「ズルいね」というわけです。正直、ズルいと言われようが構わない気がします。なぜなら、そう言ってきた人には、とうてい私達がこの先13年以上かけてやっていくこの計画を実行できるとは思えないからです。他人がかっこいい車を持っていれば欲しくなりますが、アーリーリタイアを目指すなら買うことはできません。周りが結婚して所帯を持ちローンを組んでマイホームを買ったら、もう定年まで働かなくてはならないでしょう。旅行でいい旅館に泊まったり、海外旅行で豪遊したりもできません。こういう欲望を13年以上はねのけ続けて手に入るのがやっと3,000万円です(しかも確実ではない…)。絶対にアーリーリタイアをするという固い意志がなければまず到達できないのです。

 こういうことを普通の人ができるとは思えませんから、「ズルい」と言われても正直、痛くも痒くもない気がします。「どうぞマネをしてみて下さい」と思えば気も楽になります。

 

やりすぎは禁物

 アーリーリタイアを目指す同志の読者の方々には、きっとそんな固い意志を持っている人もいると思いますが、自分としてはあまりにお金をケチりすぎると、今の若い時間を楽しむことができなくもなるので、やりすぎてもよくないかなとは思います。どれくらいまで毎月お金を使っていいのか、この線引きは難しいですが、重要なのは資産運用を続けることですから、頑張りすぎて途中で燃え尽きてしまったら本末転倒です。

 前にも言いましたが、インデックス投資は長い旅です。気長に一緒に頑張っていきましょう。

 

どの”インデックス”に投資すればいいのか

 こんばんは、おーたむです。

 

 今回も「インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法」の話です。

 このブログでは何度もインデックス投資を勧めてきましたが、よくよく考えてみると、インデックスと言ってもさまざまなインデックスがあります。インデックス投資がいいということは、どんなインデックスに投資してもいいのでしょうか。実はこのことについてもボーグルは言及していますので、今日はそれを見ていきましょう。

 

第16章 インデックスファンドが市場に勝つことを保証する――新しいパラダイム

 ボーグルが推奨しているインデックスは、広範なアメリカ株式市場(S&P500またはVTI)、アメリカ以外の株式市場、そしてアメリカの債券市場に連動するものです。要するに幅広く分散投資をしているものですね。

 

 一方で、スマートベータと呼ばれる、新しい種類のインデックスの話を、以前にロボアドバイザー「THEO」について書いた記事で紹介しましたが、ボーグルは、このスマートベータはインデックスファンドではなく、アクティブファンドをインデックスファンドのように言っているだけだと言っています。

 一般的なインデックスファンドは、それぞれの会社の株を時価総額にしたがって重み付けしており、これを時価総額加重平均といいます。TOPIXしかり、S&P500しかり、この方法で計算されています。

 この時価総額加重平均以外の方法で各会社(銘柄)を重み付けしたものをスマートベータと呼びます。例として、時価総額でなく、配当金の金額に応じて、各会社への投資金額が変わるものは、アクティブファンドと違って投資の土台が客観的にできていますが、インデックスファンドではなく、スマートベータということになります。

 スマートベータ戦略は、インデックスを超えることを目的としていますが、ボーグルは結局はインデックスに勝つことは難しいだろうと言っています。それは、過去の研究でたとえインデックスに勝つスマートベータが見つかったとしても、平均回帰の話で言ったように、それが未来にも保証されるわけではないからです。

 

 ここでも、ボーグルは伝統的なインデックスファンド(S&P500)と、スマートベータの一種である、「ファンダメンタル・インデックス」および「配当加重インデックス」の比較をしています。それぞれのスマートベータについては、こちらを読んでいただくと分かると思います。

  結論から言うと、ファンダメンタル・インデックスは、リターンが7.6%/年とS&P500(6.9%)に勝っていた一方で、リスクが高くなっていました(17.7 vs 15.3)。配当加重インデックスは、リターン6.6%、リスク15.1とどちらもS&P500より低かったです。どちらのスマートベータもリスクあたりのリターン(シャープレシオ)を求めるとS&P500よりも劣っていたことも述べられています。

 注目すべきは、S&P500との相関で、どちらも0.97とかなり高い相関となっていました。これが意味することは、S&P500と大差ないということです。さらに、基本的には伝統的なインデックスファンド(S&P500)と比較して、スマートベータはコストが高くなることから、ボーグルはスマートベータを「割高なインデックスファンドの類似品」と言っています。

 大差ないものを選ぶくらいなら、未来がよりはっきりしていそうな(つまり安全な)ものを選ぶべきでしょう。

 

まとめ

 スマートベータは、インデックスファンドのリターンを超える可能性はあるかもしれませんが、インデックスファンドは確実で、しかも、悪くないリターンを投資家にもたらしてくれます。したがって、新しいものに飛びつくよりも堅実に行ったほうがリターンは大きくなる可能性が高いです。

 ここからは、私的な意見ですが、本書はボーグルがアメリカ人向けに書いた本であることを考えると、この本ではS&P500やVTIに連動する投資信託への投資が推奨されていますが、世界中の株にさらに幅広く分散投資をするVTこそが、最もインデックスらしいインデックスなのではないかと思います。なぜなら、ある意味でS&P500にしろ、VTIにしろ、アメリカに重み付けしたインデックス、つまり”スマートベータ”と言えなくもないからです。

1%還元のStockPointのクレジットカードで個別株をやってみよう

 こんばんは、おーたむです。

 

 今回は以前にご紹介したStockPointの話です。StockPointについてはこちらをご覧ください。

 2018年11月15日よりStockPointと関連した「STOCK POINTカード」の募集が始まりましたので今回記事にしようと思います。

 

STOCK POINTカード

 どんなものかを引用しましょう。

ジャックスが募集を開始する『STOCK POINTカード』はジャックスカード加盟店または Mastercard 加盟店でご利用いただくと、STOCK POINTカードポイントが 100 円(税込)ごとに1 ポイント付与される還元率 1%のクレジットカードです。

 

https://www.stockpoint.co.jp/news/pdf/20181115_pressrelease.pdf

 

 要するに還元率1%のクレジットカードです。この貯まったポイントは、1ポイントが1ポイントのStockPointのフリーポイントに交換されます。

 

 以前の記事で、StockPointの最大の欠点は手数料の高さだと言いましたが、今回のこのクレジットカードの発行により、その欠点が改善されるようです。

 

 ポイントの流れとしては、

1. STOCK POINTカードのポイント(1ポイント)→StockPointのフリーポイント(1ポイント)

2. 100フリーポイント→100SP(StockPoint)(※SPは各銘柄の端株に相当します)

3. 1.01株分のSP→実際の個別株(1株)(※株価の1%相当のSPが手数料としてかかる)

 となり、単純にSTOCK POINTカードで貯めたポイントで個別株を保有することができます。前回の記事の他に、カルビー日清食品、ホンダにも投資できるようになっています。

 端株というのは、単元未満株よりさらに細かい単位で、要するに1株に満たない分です。これを1株分まで貯めれば、本物の1株になるわけです。上の流れを見ていただくと分かるように、STOCKPOINTカードのポイントから実際の個別株に至るまでに失われる手数料は、実際の個別株への交換時に発生する1%ととなります。SBI証券の単元未満株の手数料が0.54%ですが、これはあくまで1万円以上分のしかも単元未満株を購入した場合なので、端株で1%なら許容範囲と言っていいのではないでしょうか。One Tap BUYの手数料は0.5%で、端株も購入できますが、最低でも1,000円の投資金額が必要です。

 

ポイント運用 by 楽天PointClubとの違い

 楽天カードの還元率も1%ですから、楽天のポイント運用でも還元率は同じです。大きな違いは、楽天のポイント運用がインデックス投信を対象としているのに対して、StockPointは、ダウ平均株価といったインデックス投信だけでなく、個別株も選べる点にあります。もちろんインデックス投資をオススメはしますが、個別株をお試しにやってみたいという方には、このSTOCK POINTカードはもってこいのサービスじゃないかと思います。

 

まとめ

 元手が不要なポイント投資は、楽天のポイント運用がイチオシでしたが、今回のSTOCK POINTカードの発行により、StockPointも肩を並べる存在になったのではないかと思います。

 楽天のポイント運用と同様に、証券口座不要で気軽に始められるサービスなので、まだ投資をやったことがない人にオススメできるものとなりました。加えて、インデックス投資だけでなく個別株もやってみたいという人が、初めて個別株に手を出すなら、このStockPointを通じて始めてみるのもありなのではないかと思います。

 すでに証券口座を持っていて、個別株も実際にやっている身としては、このSTOCK POINTカードに申し込むかは悩ましいところです(クレジットカードが増えすぎるからです(笑))。ただ、いいサービスだとは思うので、今後の対応を検討したいと思います。

節約術に特化したブログを立ち上げました【2018年11月25日更新】

 こんばんは、おーたむです。

 

 このブログでは、いかにお金を増やすかに的を絞って記事を書いてきましたが、お金を貯めるためには持っているお金を減らさないことも重要です。

 支出を減らす節約術についても前々から書きたいと思っていたので、節約術に特化したブログを作ってみました。まだ記事は少ないですが、よろしければご覧ください。

 

autumnakiblog.blogspot.com

※2018年11月25日追記

 こちらの記事で書いたように、新しいブログに移行しました。今後の記事の更新は、新しいブログをご覧ください。

やっぱりアクティブファンドはインデックスファンドに勝てない(2)

 こんばんは、おーたむです。

 

 今日も以前に紹介した「インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法」の話です。以前とは違う章をについて書きたいと思います。

 

第11章 平均回帰――昨日の強者は明日の敗者

 第10章の記事では、いかにインデックスファンドにアクティブファンドが勝つのが難しいかについて書きました。ただ、アクティブファンドの中にはインデックスファンドに勝つものがあることも事実です。

 アクティブファンドを選ぶ上で、直近の数年の成績は、そのファンドのよしあしを知るための重要な情報となります。実際に、私が購入しているアクティブファンドの3つのうち2つをそういった基準で選んでいます(もう1つはファンドのコンセプトで選んでいます)。直近の成績がよいものに投資すれば、今後もインデックスファンドに負けないパフォーマンスを出してくれるような気がしますが、果たしてそれは本当でしょうか。

 

 ボーグルは、米国株投信のアクティブファンドの成績を、2006~2011年と2011~2016年でどう違うか調べました。それぞれの期間のすべての投信について、リターンがよかった順に5つのグループに分類します。ここでは、上位1番めのグループをA、2番めをB、…、5番めをEとします。全部で1,762の投信があり、各グループに352または353の投信が含まれました。つまり、Aグループにはリターン1位から353位までの投信が所属し、Eグループにはワースト1位~352位の投信が所属しました。

 2006~2011年にAグループに所属した投信が、2011~2016年にどうなったかというと、Aグループにとどまり続けたものが13%、Eグループに転落したのが27%、Dグループに転落したのが25%で、ファンドが消失したものが10%でした。

 一方で2006~2011年にEグループにいた投信は、2011~2016年には、Aグループに這い上がったものが17%、Eグループのままだったものが12%、消失したものが26%でした。

 上記で何が言いたいかというと、2006~2011年にどんな成績を収めていようと、2011~2016年の成績はランダムになるということで、これを平均回帰と言います。

 

 たまたまこのときだけそうだったのではないかという反論を見越して、ボーグルは、2001~2006年と2006~2011年の成績でも比較していますが、やはり平均回帰は働いていたとする結果が出ました。

 

 以上をまとめると、今の成績がよくても悪くても、未来の結果はよくも悪くもなるということで、過去のパフォーマンスはまったく当てにならないということです。

 

まとめ

 結局アクティブファンドを選ぶ上で、直近のパフォーマンスはまったく当てにならず、コストが高い分インデックスファンドに比べて損をしますから、やっぱりインデックスファンドを買っておけばよいということになります。

 前回も言いましたが、アクティブファンド、個別株にばかり投資している人は、戦略を見直したほうがいいと思います。

 


インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法

CFD取引とは:レバレッジについて知って資金効率をよくしよう

 こんばんは、おーたむです。

 

 このブログでは、全世界もしくは米国株式への投資を愚直に続けることが、資産運用上最も早くお金持ちになれるだろうと書いてきました。これは理屈では分かっていても、どうしても私のように運用資金が少ない場合、よりリスクを取ってお金持ちになろうとしますがこれはオススメできません。といっても、いろいろやってみたくなるのが人情というものです(笑)

 

 今回書くのは、CFDと呼ばれる、FXの株版のような取引のことです。このCFDでキモとなってくるのは、借金をしてインデックス投資を行うというものです。

 

「借金!!!そんなの、失敗したら人生終了してしまう!」

 

 と思う方が多いかと思いますが、借金は上手に使うと、リターンを大きく増やすことができるのです。もちろん、リスクも高くなりますから、初心者の方はこういったことはせず、持っている資金だけで投資をして下さい。

 

いい借金

 一般的に借金というといいイメージがありませんね。大体自転車操業になって破産、というイメージがあります。せいぜい住宅ローンがよくも悪くもなく感じる借金なのではないでしょうか?

 いい借金というのは、借金をして資産を買うことを指します。といってもいまいちよく分かりませんね。

 

 例えば、都合よく1%の利息でで1億円を貸してくれる人がいたとして、しかも返済もいつでもいいよと言ってもられた場合、年利5%の投資信託を買うと、リターンは4%、つまり、400万円になり、なんと借金をしているはずなのに、サラリーマンの平均年収分を不労所得として得られることになります。こんなふうに破格の条件で貸してくれる人はいないでしょうが、必ずしも借金が悪いものではないということを分かっていただけたでしょうか。

 

レバレッジとは

 レバレッジとはてこを意味する英語です。FXやCFDで、どれだけ借金をして取引をしているかの指標となります。例えば、100万円の資金しかないのに、300万円分の取引ができることをレバレッジ3倍といったふうに表現します。

 CFDはContract For Difference(差金決済取引)の略称で、どういったものかを今から説明します。

 

 例えば、計算をしやすくするために、日経平均が1株=10,000円であるとします。ここで、100株分買うには当然100万円が必要となってきますが、CFDではレバレッジをかけて(借金をして)取引をすることができるため、手元に10万円しか持っていなくても、100株分購入することができます。この場合、レバレッジは、100万円÷10万円=10倍となります。もちろん、借金をしないで取引をすればレバレッジは1倍ということになります。

 手元の10万円をもとに100株分購入すると、この10万円は取引所に証拠金という形で拘束されます。CFDでは、(細かい部分を省くと)この10万円を失わない範囲で取引をすることができます。例えば、ここで、日経平均が1株=9,500円になったとすると、100株=95万円なので、5万円分損したことになります。つまり、証拠金は5万円に減ってしまいます。そのままさらに、1株=9,000円になると、100株=900,000円ですから、10万円分損したことになり、証拠金は0円になります。証拠金がなくなったら取引は終了なので、持っていた100株分の日経平均は売却されます。これをロスカットといいます。

 一方で、日経平均が値上がりした場合はどうでしょうか。1株=10,500円になったとすると、100株=105万円になります。ここで100株すべてを売却すると、もともとは100万円で購入したものですから、5万円が利益になります。従って10万円の証拠金をもとに5万円の利益を上げることに成功したわけです。本来は、1株=10,000円のとき、10万円では10株分しか買えず、1株=10,500円になっても、10株=105,000円、つまり利益はわずか5,000円です。これが、レバレッジ取引の最大の魅力で、少ない資金しか手元にないのに、大きな利益を得られる可能性が出てくるわけです。これを資金効率がいいと言います。

 

 FXはForeign eXchange(外国為替証拠金取引)の略で、CFDのうち、為替取引に該当するものを指しますが、一般的には証拠金取引のうち、為替取引に関わるものをFX、株や債券に関わるものをCFDと言います。

 

具体的な戦略を考えてみる

 今までの記事で、世界経済が発展することを信じるなら、インデックス投資を行えば未来で大きな利益を得られると言いましたが、世界経済の発展が必ずであると信じているなら、レバレッジをかけてインデックス投資を行ったほうが、資金効率がいいため、より早くお金持ちになれますよね。

 CFDを使えば、レバレッジをかけてインデックス投資を行うことが行うことができますから、リーマンショックのような暴落が来てもロスカットにならない程度の比較的低めのレバレッジをかければ、資金効率はよくなる一方で、リスクも極限まで低くして取引することができます。

 

超低リスク超ハイリターンの投資!?

 CFD取引を実際にはどう行うかは後日書こうと思いますが、1つ気軽にできるレバレッジ取引をご紹介します。↓のリンクをご覧ください。

www.rokohouse.net

 論理的に投資について説明してくれる、ROKOHOUSE様のブログです。

 簡単に言うと、「1万円でSPXLというETFを買い、これを50年間放置しておくと2億6千万円になっているかもよ」というものです。しかも、「仮に資金を失うとしても最大で9,700円だよ」と、これだけ見ると超低リスクで超ハイリターンです。もちろん、50年間かかるという欠点はありますが、宝くじ的な感じに持ってみてもいいと思います。

 以前にOne Tap BUYの記事で、SPYというS&P500に連動するETFの話をしましたが、SPXLというのは、SPYの3倍の値動きをするように設計されたレバレッジETFです。SPYが1値上がりすれば、SPXLは3値上がりし、SPYが1値下がりすれば、SPXLは3値下がりします。正確には、この3倍の値動きは1日ごとのものなので、2日間以上持った場合、SPYとSPXLの値動きは3倍の値動きと一致するわけではありません。あくまで、その日1日は3倍の値動きをするというものです。

 SPYだけでなく、SPXLもOne Tap BUYで買えますので、気になる方は1万円分買ってみてはどうでしょう。