インデックス投資は楽だが飽きる。コア・サテライト戦略を楽しんでみよう
こんばんは、おーたむです。
これまで、このブログでは個別株は避け、インデックス投資を行うことを強く推奨してきました。インデックス投資は、どのインデックスに毎月いくら積み立てるかを最初に設定すれば、あとは特にやることはありません。株だけでなく債券にも投資しているときは、リバランスが必要ですが、これも半年に1回くらいやればいいので、基本的にほとんどやることはないです。
これは考え方によっては、放置しておくだけでお金が増えるから楽だと考えることもできますが、投資を勉強するといろんな投資手法を試してみたいという人もいるでしょう。そこで、積立の9割くらいはインデックス投資で安定した長期運用を行い、残りの1割程度の少額で、少々リスキーな投資を行うことをコア・サテライト戦略と言います。
私はコア・サテライト戦略を行っていますが、はっきり言って最も安全なのは10割インデックス投資を行うことだと思いますので、「投資にそんなに興味はないし、しっかりと老後の資金が増えてくれればいい」くらいに考えている人は、コア・サテライト戦略は不要です。投資に興味があって、少し楽しみたいという人への話になります。
コア・サテライト戦略のイメージは上の通りで、コア部分でインデックス投資を行い、サテライト部分である意味「遊び」ます。
アクティブファンド
サテライトに据えて面白いだろうと思うのは、「ひふみ投信」を始めとするアクティブファンドでしょう。これまで、アクティブファンドは長期的にはほとんどがインデックスファンドに負けるので不要と言いましたが、すべてが負けるわけではありません。インデックスファンドに負けないアクティブファンドを選ぶことができれば、インデックス投資よりも高いリターンを得ることができるのです。といっても、それを見つけるのが難しいからインデックス投資を勧めているわけですが…(笑)
以前に楽天証券で100円×20種類の投資信託の購入を毎月行っている話を書きましたが、この20種類のうち3種類はアクティブファンドにしています。
私が購入しているのは、「ひふみプラス」、「ジェイリバイブ」、「iTrust新興国株式」です。「ひふみプラス」と「ジェイリバイブ」は、日本の中小型の会社のうち、今後伸びていきそうな会社の株を買うアクティブファンドです。日本にある小さくても頑張っている会社への投資を行うわけで、日本企業応援の要素もあって購入しています。どちらもここ半年のリターンはマイナスになっていますが、3年間のトータルリターンは、年率換算で、ひふみプラスが約16%、ジェイリバイブが約19%とかなりのハイリターンになっています。もちろん、アベノミクスの影響が大きく、今後も伸びるかは分かりませんが、ファンドマネージャーに期待して購入しています。
「iTrust新興国株式」は、労働人口が増えている国に限定して投資を行うアクティブファンドで、コンセプトが面白いので購入しています。1年のトータルリターンは-8%、信託報酬も高く、純資産総額も5億円程度と現状かなり厳しい状況のファンドなので、基本的に購入はオススメしません。ただ、日本の高度経済成長期を考えると分かるように、労働人口が増えている国の成長は目を見張るものがあるので、今後に期待して持っていようと思います。
個別株
個別株はオススメしないと言ってきましたし、初心者の方はインデックス投資を行うべきですが、もし自分が応援したい会社があれば、その会社の株を買ってもいいと思います。もちろんその金額は、失ってもいいと思えるくらいに留めておいたほうがよいでしょう。
私もいくつかの会社の株を持っています。ここでいう個別株ですが、何も日本企業でなくてもアメリカ企業でも構いません。実際、アメリカ企業の株も持っています。
自分が個別株を買う上で決めていることが1つあります。それは「自分が実際に利用して、いいと思った会社にのみ投資を行う」ということです。これは、世界的に有名な投資家ウォーレン・バフェットの「自分の理解できない事業には投資しない」という考えを参考にしています。
実際の個別株の買い方など詳しいことは次回に書こうと思います。
まとめ
インデックス投資でちょっと物足りなさを感じるようになってきた人は、コア・サテライト戦略で、投資を楽しんだり、投資で遊んだりするのもアリだと思います。
インデックス投資は長い旅です。途中で投資そのものをやめないことが大切です。