おーたむのブログ

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スマートベータ戦略を採用するロボアドバイザー「THEO」

 こんばんは、おーたむです。

 

 先日の記事では、「WealthNavi」と呼ばれるロボアドバイザーについて書きました。日本のロボアドバイザーで「WealthNavi」と並んで使われているのが、「THEO」です。私も利用しています。

 「THEO」が「WealthNavi」と大きく異なるのは、「WealthNavi」がインデックス運用を行うのに対して、「THEO」は「スマートベータ戦略」と呼ばれる投資手法を採用している点です。

 

 

スマートベータ戦略

 インデックス投資が、日経平均株価やS&P500などのいわゆるインデックスへの連動を目指すものだというのは、以前に紹介しました。日経平均株価では概ね日本の経済の波に、S&P500ではアメリカの経済の波に乗ろうというのがインデックス運用の趣旨です。世界経済は右肩上がりに発展するというのを前提としているわけですが、そもそも株式から利益が得られるのは、リスクを背負った分、リターンが得られるという考え(リスクプレミアム)に則っているからです。

 インデックスファンドの対義語に、アクティブファンドがありましたね。以前にも言いましたが、日本ではひふみ投信がいちばん有名でしょう。ひふみ投信はインデックスを大きく上回る利益を出していますが、基本的にアクティブファンドへ投資しても、インデックスファンドにはほとんど勝てません。その理由は、信託報酬(コスト)が高いからです。インデックスファンドがただインデックスへの追従を目指すだけなのに対して、アクティブファンドはそれを上回るように、独自の研究をしなければいけませんから当然です。したがって、私としてはインデックス投資をこれまで勧めてきました。

 

 しかし、もしアクティブファンドのコストを下げることができたらどうでしょうか。なんとなく気付いたと思いますが、スマートベータ戦略は、低コストでインデックスを上回るリターンを目指すものです。

 といっても、アクティブファンドと違って、独自の理論でインデックスのリターンを越えようとするのではなく、インデックス投資に反映されないリスクプレミアムを得ようとするのが、スマートベータ戦略です。分かりやすく図にしたものを下に載せています。

 

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加藤康之の投資講座-入門編「スマートベータはインデックス運用と何が違うのか?」 – Letter from THEOより

 

 これならインデックス運用はやめてスマートベータ戦略でいいんじゃない?と思う人もいるかもしれません。理論的にはたしかに上の通り、リターンが大きくなるはずですが、インデックス運用と比べて日が浅く、伝統的なインデックス運用を行った方が初心者には無難であることは否定できません。

 

THEO

 コストはWealthNaviと同じく年1%です。WealthNaviにあった「DeTAX」機能はWealthNavi独自のものなので、THEOにはありませんが、WealthNaviとは異なり、THEOは初期費用1万円から始めることができます(私も1万円からスタートし、毎月1万円を積み立てています)。

 

 THEOの独自のものは、「THEOにおまかせ」という機能です。これは、年齢、金融資産の総額、現在就業しているか、からポートフォリオを構築し、以降は年に1度THEOが自動的にポートフォリオを見直してくれるというものです。最初に設定すれば以降は勝手にポートフォリオを組んでくれるので、完全放置で資産運用ができます。私も「THEOにおまかせ」にしています。ちなみに、自分である程度ポートフォリオを変えることも可能です。

 

 THEOがWealthNaviと大きく違うのは、WealthNaviが7つのETFからポートフォリオを組むのに対して、THEOは40種類のETFからポートフォリオを組みます。どちらがいいかは置いておいて、7つ程度ならまだしも、40のETFを手動でリバランスするのは、かなりの手間です。これを、年1%のコストでやってくれるのですから、その点ではコストパフォーマンスは高いかもしれません。

 

 上にも書いた通り、THEOではスマートベータ戦略が採用されています。理論上は、インデックス運用を上回るリターンを得ることが可能とされています。そのスマートベータ戦略を1万円から始めることができるのは、非常に興味深いところです。

 

まとめ

 スマートベータ戦略に興味がある方は、THEOで始めてみるのはどうでしょうか。私のように、インデックス運用もスマートベータ戦略も両方採用して、自分に合っている方を選んでいくというのもありかと思います。短期的にはインデックス運用に負けたとしても、もしかしたら理論通り長期的にはインデックス運用に勝つのかもしれません。

 ↓THEOに興味を持った方はこちらからアクセスできます。

 ロボアドバイザー THEO

 

 実は、以前に紹介した、StockPoint、セゾンのポイント運用の他にも、dポイントを使った投資体験をすることができます。このdポイントを使った投資体験で投資先となるのがTHEOの投資信託です。このdポイントを使った投資についてもいつか書きたいと思っています。

 

 次回は、ポイントを使って投資ができる「楽天証券」の、最近の動向について書く予定です。