おーたむのブログ

インデックス投資でアーリーリタイアを目指します。新ブログに移行しました→https://autumnakiblog.blogspot.com/

インデックス投資のデメリット

 こんばんは、おーたむです。

 

 前回の記事では、インデックス投資のメリットを書きました。

 今回はデメリットやリスクを見てみましょう。

 

元本保証ではない。

 残念ながら、比較的安全性の高いインデックス投資でも、元本保証ではないので、「○○ショック」のようなものが来ると、一気に元本が損なわれてしまいます。

 

www.macrotrends.net

 ↑のサイトに、S&P500の価格の変化がグラフで載っていますので、これを見てみます。最近起きた「○○ショック」と呼ばれるものは、2008年にニュースでも話題になった「リーマンショック」です。さてその前後で価格の高いところと一番落ち込んだところを見てみます。

 2007年9月時点では$1845.84ですが、その後ずるずると下がっていき、2009年2月にはなんと$873.29にまで落ち込んでいます。これは約53%の下落となります。驚くべきことにわずか1年半で価値が半分以下になってしまったわけです。

 500社に分散したインデックスですらこれですから、いかにリーマンショックがすさまじいものだったかが分かりますね…。

 

 株式投資はこういったリスクとも隣り合わせであることは知っておいてほしいですが、前回の記事で書いたように、どれだけひどく暴落しても18年待てば、今までのところ必ず元本は回復していますので、暴落したときに株をやめてしまわないことが肝心です。ちなみに2013年11月に$1952.08に回復しており、2007年の暴落開始から6年2ヶ月待てば、このリーマンショックでは、晴れて元本を取り戻すことができました。

 

リターンが必ずしも大きくはない。

 このブログを読んでくださる方はおそらくお金を増やしたり、不労所得を得たくてここに来ているでしょう。明日にでも、明日と言わず1年以内には、お金持ちになりたいと思っている方もいるかもしれませんが、残念ながらインデックス投資ではそれは不可能です。というより、そんなに手っ取り早くお金持ちになる方法があったら、むしろ教えてほしいです(笑)

 

 残念ながらそんなにいい話はないわけです。さて、こちらには、S&P500を何年持っていたら、1年あたり何%の利益が出たのかが記載されています。

 早速見てみると、もし1993年にS&P500を買っていた場合、2017年まで25年間放置しておくと、1年あたり9.69%の利益になったようです。これをどう思うかは人それぞれかと思います。以前も言ったように個別株で、大当たりなものを当てて、数年で10倍になるような株もあると思えば、約10%/年はしょぼく見えます。一方で、銀行の預金の利息がほとんど0%なのを思えば、年10%は相当魅力的です。個人的には十分すぎるリターンと思っていますが、みなさんはどう思いますか?

 前にも言いましたが、インデックス投資は一獲千金を狙う方法ではありません。長い目で見てお金を増やすものなのです。

 

世界経済が発展することを前提としている。

 インデックス投資をする上で最も重要なことです。例としてあげたS&P500の1年あたりの利益は約10%であるとお話しましたが、これはあくまで過去の話です。僕は今後も10%とはいわずとも5%くらいの利益は出してくれるのではないかと思って投資をしていますが、未来がどうなるかなんてだれにもわかりません。

 インデックス投資は、世界経済が今後も右肩上がりに発展し続けることを前提として投資をしなくてはなりません。世界中の会社が稼ぎ続けて、僕たち投資家に利益をもたらしてくれることを前提にしているわけです。ここを信じられない人は、はっきりと言いますが、インデックス投資はやめたほうがいいです。

 ただ、世の中を見てみて下さい。みんな、つらいつらいと言いながらも仕事をしています。その働いている一人ひとりの力が、その勤める会社に利益をもたらし、そして会社はもっと儲けようとします。どんな人も、貧乏でいるよりはお金持ちになりたいはずです。そんな気持ちを持っているはずです。その気持ちがなくならなければ、この先未来でも、世界経済は発展すると思いませんか?インデックス投資はいわば、世界中の人々の、「儲けたい」「お金持ちになりたい」といった思いに賭ける方法と言っても過言ではないと思います。もちろん、この賭けに乗るかは、みなさんの自由です。

 

 今回はインデックス投資のデメリットについて書きました。

 次回からは、いよいよインデックス投資を実際に始めるにはどうしたらいいのか書いていきたいと思います。